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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

キャラクターはこうして・・・。

シナリオ・センター代表小林です。スーパームーンの十六夜は見事でした。本当は十六夜が満月だったのですね。
先日、志の輔師匠の落語を聴きに行ったとき、枕で「スーパームーンは通常の3割増し、スーパーの商品か」って笑わせていらしたけれど、本当に見事なお月様でした。
静かに月を愛でる、日本人ならではの風流ですね。
穏やかに過ごせる日々が続くようにと思わずお月様に願ってしまいました。あっ!「満月の23日前後はお願いをしてはいけない」って志の輔師匠がいっていた気が・・・まずっ!(汗)

 清水有生講義

昨日のミソ帳倶楽部達人の根っこは、出身ライターの清水有生さんでした。
すごくわかりやすいお話で、これを聴いた方は、ゼッタイにうまくなる、得しちゃったなと思いました。(笑)

清水さんは、プロに大切なのは3つの要素だとおっしゃっています。
セリフ・構成・キャラクターの3つ。
とくに、キャラクターさえよければ、コンクールでも必ず勝ち残ることができる。ストーリーを作るのではなく、キャラクターを作ることが一番だと。 

ドラマを創るには、キャラクターが命、一番というのは、すべての出身ライターがおっしゃっています。心したいものです。
 

清水さん流キャラクターを作るときの技を、ご披露してくださいました。
清水有生流キャラクター5パターン。
1、リーダーシップ型 2.優等生タイプ型 3.マイペースタイプ型 4.トラブルメーカー型(ドラマに必要な人)5.依存タイプ型
清水さんはこの5パターンに登場人物を当てはめて、何か事件とか事情を投げると、この5パターンがどう動くかで、人間ドラマができるとおっしゃいました。
浅田講師がよく言う困ったチャンは、トラブルメーカー型。これはゼッタイ必要な登場人物ですね。 

キャラクターというと履歴書を作りましょうといいますが、履歴書を作る前にどんな人物パターンなのかということを決めると作りやすいですね。「なるほど!」と思いました。
亡くなられた作詞家阿久悠さんは、キャラクターを考えるとき、冷蔵庫の中身を考えるとか。これまた、「なるほど!」 

清水さんは最後に、大事なことは物語の都合でキャラクターをぶれさせないこと、貫き通すことで変化が面白くなる、またキャラには必ず負の部分、弱いところがないと魅力にならないとおっしゃって締めてくださいました。
 

116日から、創立45周年記念として「プロフェッショナル 映像の流儀」と銘打って、清水さんにゼミナールを4回に渡って行ってもらいます。
20枚シナリオをプロの目で講評していただくというものです。資格は研修科以上。
参加希望の方は、1013日(火)2030までに自信作の20枚シナリオを事務局へご提出ください。
定員は20名なので、希望者は選考の上、各自にお知らせします。
いつものゼミと一味違う、プロの目にさらされるほどよい緊張感もいいですよ。(笑)
どんどん挑戦してみて下さい。 

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