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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

キャリア教育は想像力・創造力を育てることから。

シナリオ・センター代表の小林です。台風情報に振り回されています。
東京は夜中に通り過ぎ、明日は大丈夫・・・とセンターの天気予報士(笑)情報。

明日は、シナリオ8週間講座の開講です。受講の方も、土曜日ゼミの皆さんも、台風情報を見て、安全を確保してお出掛け下さい。

 


来週お伺いする高知教育委員会のレジュメを作っています。
今回は、今まで行ったキッズシナリオを通して、小・中学校の先生方へ、「想像力」を起こさせる技術についてお話をさせていただきます。
「相手のことを想像しなさい」「相手の気持ちになって考えましょう」と学校でも家庭でも子供たちに諭します。
その通りなのですが、でも、子供だけではなく、大人もどうやって想像すればいいのか、実際はわからないのです。
どうやって想像すればいいのか、想像する技術を持っていない、知らないのです。
そこで、シナリオが登場です!!
シナリオを書くということは、自分とまったく違う性格や来歴の登場人物の気持ちを自分のことのように追っていくことです。
登場人物が10人いれば、その10人がどんなキャラクターで、かつ事情と背景を持っているか、だったらAさんはどう言うのか、そのときBさんはどういう行動をするのか・・・。
一人称で書く作文や日記、その役になりきる演劇と違い、シナリオはアクションに対するリアクションを想像・創造するものです。
シナリオを書くことによって、想像する技術をつけることができます。 

 矢上小学校

最近は、小学校からキャリア教育なんだそうです。
私自身は、キャリア教育ってなんだか、さっぱりわからないので、友人の大学教授や高校、小学校の先生、キャリアカウンセラーなど色々な先生方にお訊きするのですが、誰もよくわかっていないのが本当のところのようです。
定義として文部科学省は、
「今、子どもたちには、将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力が求められています。
この視点に立って日々の教育活動を展開することこそが、キャリア教育の実践の姿です。
学校の特色や地域の実情を踏まえつつ、子どもたちの発達の段階にふさわしいキャリア教育をそれぞれの学校で推進・充実させましょう。」
うーん、で?ってかんじしませんか。
政治家の答弁ではないのだから、もっとわかるようにいってほしい。(笑)
通達を出している方も、わからないまま出しているみたいだから仕方がないか。(涙)
あまりにも抽象的で、学校の先生方は、小学校、中学校、高校、大学とそれぞれの段階で困っていらっしゃるようです。
私は、シナリオ発想で、自己理解、他者理解をしながら、自分はどんな生き方をしたいのか、考えることができるようになると思っています。

シナリオがお役に立てることが嬉しいです。
想像力、創造力を育てていけば、きっと他人を想うやさしい社会になるはずだと思います。

過去記事一覧

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