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2017.2.20

金の殿

シナリオ・センター代表の小林です。春の嵐とか、気候が目まぐるしく変わって、体調管理が難しいですね。
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昨日、「中島みゆきリスペクトコンサート」に行きました。お客さんの層を見て、年齢が幅広いことにびっくり。息長く、常にヒットを出し続けるというのは、すごいことです。
脚本家でいえば、倉本聰さんや山田太一さん、橋田壽賀子さん、もちろんジェームス三木さんでしょうか。80代恐るべしです。

これからも息長く頑張ってもらいたい、いやきっと、どこまでも活躍されるであろう脚本家であり、小説家がいらっしゃいます。
御存じ、土橋章宏さん。ドラマと小説の二足わらじで大活躍です。
東海地方だけで放映しているのですが「金の殿~バック・トゥ・ザ・NAGOYA」(CBCテレビ・毎週金曜日0:55~)原作と脚本を書かれています。
同期の宮沢みゆきさんも一緒に執筆。お互いに同期同志で支え合えるというのもシナリオ・センターならではです。

尾張名古屋では有名な徳川宗春が主役で、現代と江戸時代を行き来しながら、経済を立て直していきます。
倹約令でガチガチの吉宗の時代、かぶき者で有名な尾張の徳川宗春。
20番目に生まれた子供なのに、なぜか名古屋城の主になってしまった宗春は、外に出たくても出られなくてストレスだまり。
そんなとき、側用人の星野織部が上様から献上された、時を忘れるほど心を癒してくれるという煙草をもってきてくれ、一口思いっきり吸うと、あれ、なぜか現代にタイムスリップ。そこには、星野織部の子孫の高校生すずが待っていたのでした。「300年の後、降臨する宗春様をお守りせよ」という家訓(?)を持って。
宗春は、すずに連れられて初めてアイドルに熱狂する人々を観たときに、倹約ばかりではなく、楽しいことが世の中を活性化すると考え、名古屋に芝居小屋をたて、神輿には目新しいからくりを仕掛け、庶民を喜ばすことで町のにぎわいを取り戻し、吉宗を驚かせます。
一、愛に敵なし 一、芸能は庶民の栄養。
その経験を、≪温知政要>と言われる、後世まで残る人の生き方の指針として書き残しました。

この第一章から、一、大きな愛と広い寛容の心、一、規制は最小限でいい、一、何事も庶民目線で、一、お金は活かして使え、一、冤罪は国の恥、一、天下の政治は緩急自在で、一、学問の第一は愛情、一、失敗は発明の母
と<温知政要>に書くことになるお話がどんどん出てきます。今の政治家にも読ませたい。(笑)

ただのタイムスリップではなく、現代に行くたびにアイデアを掴んできては民のために使うというとても面白い発想です。

ドラマは東海地方しか観ることはできませんが、小説にもなりました。
「金の殿」(実業の日本文庫刊)
ちょっとラノべのノリでどんどんワクワクしながら読んでいけます。 お楽しみください。
映画も小説も大ヒットの「超参勤交代」を書かれた土橋さんの新たな仕掛けを存分にお楽しみください。


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