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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

聴く耳を持つ

シナリオ・センター代表の小林です。今日の東京は梅雨というより大雨ですね。そこここで大雨・・・日本の四季も変わりつつある気がしますが。

1991年合宿 初めての夏合宿

今日は、サマーセミナーのための講師会です。

今年は、例年と違って1日目と2日目は、全く違うコースにしています。
時間は10時から22時までの12時間というハードセミナーです。
実は、いつもサマーセミナーは、あえてできうる限りハードにしているんです。
なぜかというと、人は極限に置かれるほうが、いつも違ったものがポーンと出てくるものだからです。
発想って、頭に手を置いて机の前で「うんうん」うなればいいというものではありません。
特に、修業中は幅広いものの見方、考え方を吸収する、広める時間だと思うのです。

ですから、まず普段と違う環境を作る。
ゼミナールにいらっしゃっている方は、普段のゼミ仲間ではない方とグループになってもらう。
できる限り、初めての環境に身を置いてもらいます。
講師も担当の講師にならないように配慮します。
初めての出会いに、ちょっと緊張することも大事です。 

そして、シナリオというキーワードだけでつながっている知らない者同士が、突拍子もないアイデアを出したり、まさかのアイデアやキャラクター、設定などを考え合い、意見を言い合います。
大事なのは、サマーセミナーの加圧ポイントは、他人のアイデア、発想、意見を取り入れることですから、ご自分の作品について言われたことを拒まない姿勢です。

ものを書く人は、案外頑ななところがあります。これしか描けないとか、これ以上良いものはないとか・・・そう思っていたら、そこから一歩も動けなくなります。
物事には正解がないのですから、こういう考え方もありだとか、こんなこともいいのか、これも大丈夫なのかと幅広く思い、考え、見る、聴く、話すことが大事です。 「聞く力」ですね。

今年のサマーセミナーは、19日と20日と内容は違いますが、骨子は同じです。
「変える勇気」を持つこと。

加圧ポイントの「他人のアイデア、発想、意見を取り入れる」ことは、自分と違ったものを受け止められる、聴く耳を持つことのトレーニングです。
この姿勢が身に着けば、必ずステップアップする、今までの殻を破ることができます。

両コース受けられるもいらっしゃいますが、ハードですので体調に気を付けてご参加ください。
楽しみながら、遊び心を持ちながら、厳しい1日を乗り越えていきましょう。
講師一同、張り切っております。講師もいつもと変わるぞ!!お楽しみに。

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