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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

文化芸術とはなんだ

シナリオ・センター代表の小林です。8月ももうすぐ終わり、あっという間に秋になります。今年の秋は、シナリオ・センターは、特に大騒ぎの秋なので、バタバタ加減がいつも以上になりそうで、いまから体力をつけなくてはと・・・必要ないか。(笑)

  マンガ原作感動をつくる法則

国立大学から文科系が消えるというお話は、あまり大騒ぎされていないようですが、何故でしょう。大変問題なことだと思うのですが・・・。
理系は経済に寄与して、文系は経済に寄与しないからととてもわかりやすい理由にもびっくりさせられます。
大学の先生方は、もっと声をあげればいいのにと思います。
でも、昨今若者たちが感じて動き始めている・・・期待しましょう。
大人は、多くのしがらみの中で自分自身の想いと伝えることができにくくなっています。
最近の若者たちの姿を見るにつけ、自身を含めて大人頑張れです!
「負うた子に教えられ浅瀬を渡る」


常日頃、日本は文化芸術に冷たい国だとは思っていました。それにしてもです。
経済一辺倒の国というのは、文化文明を創れないですから、いつか破綻する。いや、国は消えてしまうのではないでしょうか。
文化芸術というのは、精神を育てるのです。想像力、考察力、品性を磨くのです。
豊かに暮らすことというのは、物質面だけではありません。
豊かに・・・という意味をきちんと考えて欲しいです。
何を豊かと思うかは、個々の考えでもあると思うのです。
もちろん、お金がなければなにもできない、贅沢ができることが幸せだと思うのもひとつの考え方ですから、否定するものではありません。
否定は、コミュニケーションを断ち切ります。
全ての人間が唯一無二の存在であるのですから、みんな違う考えを持つのが当たり前、持っていいのです。好き嫌いがあるのも当たり前。嫌いでもいいのです。
だからといって、自分と違う人を排除してはならないのです。正解がないのですから、否定してはいけないのです。
みんなでああでもないこうでもないと言い合うことは、とても大事なのです。そこから、相互理解が生まれるのですから。
ものを考えたり、感じたりすることをどんどん排除し、お上の言うことだけを聴くように仕向けているような気がするのは私だけでしょうか。
 

明日は、漫画原作者の大石賢一さんのミソ帳倶楽部~達人の根っこ~です。
文系排除の行き着く先には、マンガも排除されちゃうんでしょうか。
マンガで何を語るのか、何が語れるのか、知ってほしいと思います。
昨日ご紹介した大和言葉にしても、引き寄せの法則にしても、マンガだととても親しみやすく、理解もできますし、万葉集もちゃんと学んでみたくなるじゃないですか。
大石さんも経済、社会情勢などをマンガにされたりしていらっしゃるので、是非、そのへんもお聴きしてみたいです。ご聴講ください。
9月7日のミソ帳倶楽部は、林海象監督です。

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