シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。暑くなったり寒くなったり、気候不順の時は、体調を崩しやすいですからお気をつけて下さい。
今日は、サーバーを入れ替えるとかで、この表参道シナリオ日記も急いでアップしないとならないとかで・・・まったく機械音痴の、もちろんPCなども教わったことしかできない私としては、「了解!」というだけですべてお任せ。
そんな私でも文章を書くのから、計算まで頼りっきりなので、PCなしではどうしたらよいのか・・・ほとんどPC頼みですから、全くのお手上げ。
便利は不便というのはこのことで、アナログも大事だとしみじみ思います。
すっかりデジタル漬けの私たちですが、創作そのものは、本当はアナログの最たるものなんですね。
先日、45周年記念パーティーの岡田惠和さん脚本生活25周年のお祝いの席で、ジェームス三木さんが「脚本もこれからはPCが創っちゃって、僕らは廃業になるのかねェ」と問いかけられ、岡田さんが「いやいや、ゼッタイありえません」と即興漫談(笑)をして下さいましたが、開発しているところもあるみたいですから、未来はあり得るかも?
でも、創作は、PCでは絶対にできないと私も思っています。
心で感じ、自分の頭で考えること、心も頭もすべて一人一人違うのに、データの寄せ集めで、人の心を打つことなんてできるはずもありませんから。
創作をする人間は、想像力を大きく広げ、心も頭も柔らかく、あらゆるものを感じ、包み込める許容量をどれだけもつかが、勝負になります。
アナログ感覚を磨きましょう。
45周年記念お土産にミソ帳をお渡ししましたが、このミソ帳にも創作の奥義が書かれていますよ。
創作をするためには、心も頭も柔らかくのトレーニングは大事です。
12月には、シナリオの技術とは全く違う観点から発想を学ぶ「発想力を鍛えるカードワークショップ」を行います。
日時は未定ですが、シナリオの講師ではなく、コーチングの講師がちょっと変わったカードを使って、頭を柔軟にしてくれます。
もうひとつ、創作は書けばいいというものではありません。プロはそれを生業にする。そのために売れる商品にするにはどうすればいいか、視聴者の、観客の琴線に触れる作品としての表現をしなくてはなりません。
ただ想いのままに好きなことを書けばいいのではなく、好きなことを他人の心に訴えるには、やり方があるのですね。商品化を目指して、コピーライターでもある作家集団新井がお教えします。
実作付きで広告発想で考える売れる商品化作戦、12月10・17日の2日間にわたって行います。
さあ、今年中に来年の見通しをつけようじゃありませんか。あなたが飛躍する年にしたい2016年。
45周年という区切りを迎えて、新たな1歩を踏み出すシナリオ・センターが力の限りバックアップしていきます。