しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。
『彼女を殺すのに一票投じます』(リンダブックス刊)
この小説はTeam-Jというチームで作りました。 Team-Jは、出身ライターの岡田道尚さんが運営しているライターのマネージメント事務所で、初めてチームで創った本です。
脚本の場合は、企画とシナリオが違う方が書いたりとかはありますが、小説でもみんなで知恵を出して創るというやり方もできるのですね。 この小説のチーム構成は、原案・監修出身ライターの岡田道尚さん、小説出身ライターの関口暁さん、プロット協力通信作家集団の舟田昌広さん、作家集団Qの亀井雄輝さんの4人。
テレビ裁判で有罪が決まり、100%死刑になるという設定で、被告になった元カノを救い出すために元カレが奔走し・・・という近未来チックなお話。 人間の本来誰もが持っている意地悪さ、怖さをしっかりと浮き彫りにしながら、権力への抵抗や告発もみせて、とても面白く展開します。