シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日は、えりゃあ、さぶーて、風邪ひいてまった。・・・、名古屋弁ってこれでいいだがね?柏木さん?
この人以外には書けないだろうと思います。
「名古屋の逆襲」(言視舎刊)
出身ライター柏木美都里さん執筆の逆襲シリーズ第6弾は、どえりゃ、面白い!!
名古屋って、三大都市なのになんか埋もれていますよね。
「三大都市って名古屋じゃなくて横浜でしょ」と、神奈川が出身とはゼッタイ言わない横浜出身者のお言葉ですが、正しくは、三大都市は東京・大阪・名古屋ですって。(笑)
名古屋って、そういわれると影がちょっと薄い気がします。
私も、名古屋にちゃんと行ったといえるのは、名古屋教室に間借りさせてくださった巣山プロへご挨拶にお伺いした時と友達が名古屋の大学に入った時にくらいかな。
20年に1回くらいしか名古屋の土って踏んでいません。郡上八幡、伊勢志摩、伊勢神宮、飛騨高山の乗り換えに駅構内、駅ビル・・・片足くらいはかけていますけれど・・・(笑)
ケチとか見栄っ張りとか、田舎臭いとかイマイチの印象が強いのだそうです、名古屋人。
私が言っているんじゃなくて、柏木さんが言っているのですよ、名古屋人の柏木さんが。
鰻のひまつぶしも手羽先も「味はうみゃーのに、もったいにゃあ!」から生まれたんだそうです。
東京はかば焼き、うな重としては人気ですけれど、鰻を切りさいて食べる文化はなかったですね。お茶漬け好きの私は、ひまつぶしも大好きです。
ひまつぶしの正式の食べ方は、おひつごはんを十文字に四等分して、1杯目はおひつから茶碗に盛ってそのまま。2杯目はさらしネギやワサビなど薬味を加えて食べる。3杯目はお茶漬けにして食べる。最後は一番気に入った食べ方で締めるのだそうです。なるほどなるほど、今度やってみよ。
あ、食べ方じゃなくて、もったいないから身崩れした鰻を食べるために生まれたということが書いてあるようにケチらしいということを書きたかったんだっけ。つい、つい、よだれが・・・。
新井一生誕百年記念に、パーティーのおみやげに「根津のあんこ」をお出ししました。このあんこを、バターたっぷりぬったこんがりトーストの上に、これまたたっぷりとのせて食すと、「どえりゃうみゃあがや(とてもおいしい)」
名古屋の有名な小倉トーストを真似しました。(笑)
あ、食べることばかりご紹介しましたが、柏木さんは「名古屋のいいところ」を、コンプレックスを通して、楽しく笑える紹介本に創りあげたんです。
アグレッシブでどえりゃ美人なのに、めんちゃんこ(とても)面白く楽しい柏木さん。会えば柏木さんの話術にはまってずーーっと笑いこけている私ですが、やっとかめ(久しぶり)柏木さんらしい本と出会いました。
皆さんも楽しんで読んでください。
ちなみにシリーズのひと「大阪のオバちゃんの逆襲」は作家集団の源祥子さんが書かれています。