子どもからお年寄りまで、すべての人にシナリオの力を!
あなたの毎日に役立つシナリオの活用例がここにあります。
今日は博多にいます。雨です。大手住宅メーカーでのシナリオを使った研修です。しかも営業担当者向けです。2日間みっちりやります。
受講される方々は「なんでシナリオ?」「ってか、この人が講師なの?」という雰囲気です。いつもながらの雰囲気の中、研修をしたシナリオ・センターの新井です。
今日は朝から、お腹の調子が悪かったんです。かわいそうな私。研修前から、お腹に不安を抱えていました。とんだ「背景」です。でも、そんなことに関係なく研修の成果を出してもらいたいという「事情」を持って研修に臨みます。
こんな時の正露丸は、心強いアイテムです!
この研修では、住宅展示場に来て頂いたお客様の「背景」と「事情」を想像し、確認できるようになろうよ、というものです。住宅展示場に来たお客様には、必ず理由があります。しかも、十人十色の理由が。
私が不安そうな顔をする理由・・・
お腹の調子が悪い(背景)けど、研修の成果をちゃんと出したい(事情)、とか。
業績を上げたい(事情)のに、講座の募集が芳しくない(背景)とか。
早く寝なきゃいけない(背景)のに、もう少しテレビを観ていたい(事情)とか。
現在のシーンを起点に、誰にでも「背景」と「事情」があります。
相手のことを考える、お客様のことを考えるとは、そこを想像することです。「背景」「事情」が想像できないと、確認することもできません。すると何が起こるか…一方的に説明しまくる営業担当者になるのです。
それって、ドラマでいったら、かなりつまらないシーンになります。だって、説明セリフのオンパレードってことですよ。もう最悪のシーンです。しかも、お客様はまったく興味がない説明です。
でもさぁ…と、研修の際には受講生の方が不安そうな顔をします。だって、営業の8割は商品説明です。説明セリフなしでは、営業なんてできないんだけど…と。
大丈夫。私、住宅は売ったことないけど、大丈夫。説明セリフを使う時のポイントは知っているから。
例えば、ミステリードラマ。謎解きって、8割は説明セリフです。じゃあ、どうしてCMまたいでまで説明セリフを待つのかというと、どういうトリックか、なぜ殺したのか、誰が犯人なのかを知りたいから。視聴者が知りたい気持ちになっているからです。
だったら、営業担当者も説明セリフを使う前に、お客様に知りたい気持ちになってもらったらいいわけです。
それって、どうやって?
それは、お客様の「背景」「事情」を使って。
お腹の調子が悪いときの正露丸は助かるけど、そうじゃないときに正露丸はいらないわけです。営業の説明も同じです。どんなに上手な説明も、お客様に必要な情報でなければ、意味がないわけです。説明力はあるのに営業力がない人は、押しが強いとか弱いとかではなく、想像力と「背景」「事情」を確認する力が弱いんです。
だって、売れている営業の方は、確認力が高いですから。
じゃあ、どうやって「背景」「事情」を確認するのかと言えば…それはシナリオの発想とセリフの技術です。「えっセリフの技術って?」ともしも思ったら、私は説明する根拠ができたということですね。とはいえ、今日はここまで。お腹の調子も戻りつつあるシナリオ・センターの新井でした。
シナリオ・センターでは、日本中の想像力と創造力を豊かにしていく「一億人のシナリオ。」プロジェクトを様々な機関で実施しています。営業向けのシナリオ研修ってどうやってるの?という方、お気軽にお問合せください。詳しくはこちらから。
シナリオ・センター代表 小林幸恵 著 BookBeyond http://bit.ly/Ue2KM7 |