シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日はきれいな青空の東京ですが、日本海側、北海道は大変なようですね。東京の昨日の様を見るにつけ、さぞかしと思わずにはいられません。
自然の猛威には、人は無力です。そこを間違えると、大変なことになります。
シナリオ作家養成講座の説明会が日曜日に終わって、恒例の質問にお応えするお手紙の時間になりました。 昨日から説明会にいらしてくださった方々へ、おひとりおひとりにお手紙をお出ししています。
今回は、ちょっとだけシナリオを書いていただいたので、なんとなく今まで以上にお人柄がみえるような気がします。
「書く」という作業は、やはりどこかに人となりが出てくるものです。 ちょっとしたメモですら、わかります。
私は、打ち合わせなので席を空けることが多々あるのですが、その時にスタッフがお電話だったり、カウンターだったりでお受けしたメモなどが机の上に置いてあります。 そんな小さなメモにも、スタッフの性格がでます。文章だけでなく置き方とかにもですが、なんといっても文章って怖いです。(笑)
毎日、私はブログを書かせていただいていますが、書く都度緊張します。
書いているときに緊張感はないのですが、さてアップという段階のとき、緊張します。
一番は、私の書いたことでどなたかを傷つけたりしないだろうかということです。
私自身が書いたことには、なにかあれば責任はとるつもりですが、それぞれ他人の視点は違うので、知らず知らずに傷つけてしまっていることはあると思うのですが、それには責任の取りようがないからです。
ものを書く、発信するというのはそういう怖さの上にあります。
でも、それでも、人は誰でも表現をしなければならないと私は思っています。
自分の想いや考えを押し殺してはいけないし、それをきちんと伝えることが良い人間関係をつくることだと思うのです。
そのために、伝える技術が必要なのです。
できる限り、多くの人にわかってもらえるためには、技術を使うことなのですね。
技術というといかにもテクニック的な感じがしますが、そうではなく伝えることの本質です。
シナリオの技術を使うことで、想像力が広がって、伝え方がわかる・・・私はこのシナリオの技術を、多くの方に広めて、シナリオライターになるためだけではなく、伝える力をつけていただいて、人としてやさしい社会になってほしいと願っています。