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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

大人のコツ

シナリオ・センター代表の小林です。今日は、昨日お話しさせていただいた「十字架」を観に行こうと思っています。 

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それにしても、昨今どんな社会になっていくのか不安になりませんか。
高市総務相が、公平に欠ける放送に電波停止もありうるというような、およそ公平に欠ける発言をされました。
放送局は5年ごとに免許更新をしなければいけないので、「あんたのところ、お上にたてつくから更新しない」と言えるらしい。いい方としては「公平に欠ける」という表現ですけれど・・・。
テレ朝もTBSもNHKも、公平と思われていないキャスターを4月から代えるわけで、報道の自由はどうなるのでしょう。
これは報道だけのことだけではないと思います。 あらゆる局面で、すべての自由にかかわってくる。
健康のために煙草を吸うシーンをいれないとか、危ないから組体操や騎馬戦禁止とか・・・近視眼的な発想になってきています。

この「公平」という言葉、難しいですよね。
誰にとって公平なのかということで、誰にとっても公平などということはありえないことですから、「公平じゃない」と権力者が思えばそれだけのことになりかねないわけで・・・。
ものごとには一面しかないことはなく、色々な面があるわけですね。ですが、一面しか見えない、または見ない人が多くなっているような気がしてなりません。
コップひとつを見たって、上からみれば丸いけれど、横から見たら長方形、水をいれるのか、花を入れるのか、何を入れるかで使い方も違ってくる・・・色々な局面を持っているから、同じようにみているとは限りません。
そこに創作の余地が、想像力の広がりがあるのです。
だからこそ、各々が自分で見聞きし、考え、表現していくことが大事になります。

表現するには、ちょっとしたコツがあります。
まず、自分の頭で考えるわけですけれど、すぐに表現しては、人には伝わらなかったり、誤解を受けたりします。
アクションを起こすときには、必ず受け手のリアクションを考えてから、どういうアクションを起こすことがいいのか、そのときどんなリアクションなるのかを想定することです。
他人に伝えるときは、他人(リアクション)を考えるのです。だって、誰もが私以外は私ではないのですから。

シナリオはこうして作っていきます。
シナリオを書いていると、俯瞰でものを見る癖がつきます。お試しあれ。

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