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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

青春の1ページ「無伴奏」

 シナリオ・センター代表の小林です。4月の陽気とか。桜のつぼみも少しずつ膨らんでいるのでしょうね。
昨日は、代休をいただきました。3月・4月は土日に説明会や開講、大阪校などがあり、ほとんどつぶれます。先を考えるとちょっとつらいので、桜の開花だけを楽しみに、考えないことにしています。(笑)

無伴奏

映画「無伴奏」の公開を前に、出身ライターの武田知愛さんがお顔を見せてくれました。
武田さんは、研修科の途中でご主人の転勤で中国へ5年もいらっしゃり、それでも、一人でこつこつと頑張って書き続けていました。
ご主人の転勤で海外へでられても書き続け、プロになられ、活躍されているおひとりに高橋麻紀さんもいらっしゃいます。
どこへ行っても書けるのがシナリオですし、書き続けることがプロへの道だということを証明してくださっていますね。 

いつも申し上げているのですが、プロになるためにはただ「書き続けること」。
そのためにシナリオ・センターはあるんです。バックアップし続けるために。武田さんも、センターから送られてくる本や添削を受け取るたびに一人ではないことを実感されたそうです。

もうひとつ「世に出すこと」。誰かに見せなければ、どんなすばらしい作品でも埋もれたままです。
そういえば、武田さんも高橋さんも共通点は、S1シナリオグランプリに入選されています。コンクールへの挑戦は不可欠ですね。

武田さんが書かれた「無伴奏」は、3月26日公開になります。 この映画は直木賞作家小池真理子さんの半自叙伝的小説が原作です。
映画では、未来を変えるべく若者たちが声を上げ、学生運動、反戦運動に走った1969年から71年の仙台を舞台に、4人の多感な恋に揺れ動く男女の姿を切なく耽美的なラブストーリーにしました。
初の官能シーンに臨んだ成海璃子さん、「紙の月」で映画賞を総なめにした池松壮亮さん、艶やかな演技で女性を魅了する斎藤工さんらが演じています。

小説家の辻村深月さんが、この映画を見て「自分の思い出の影を、恋を、引きずり出されるようなこの共鳴の痛みを、あなたも劇場で体感してほしい」と書いていらっしゃいましたが、誰もが青春の胸を焦がす思い出があるかと思います。この映画で追体験して、久々の胸キュンを味わうのもいいかもしれません。

私自身、まるごとこの1970年代に青春を過ごしたので、この時代はすごく懐かしいです。
胸キュンにいってきまーす。

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