シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。3月も今日で終わりです。
桜も、7分咲きくらいでしょうか。春らしい景色になってきました。明日はもう4月、早すぎてついていけません。
4月から、シナリオ・センターの新たなプロジェクトも始動します。
「次の一手」はなにか、お楽しみに!
4月から、かわいいお嬢さんがおふたりアルバイトで入ってくれます。
アルバイトとはいえ、4月からの新人入社って、初めてなのでちょっと嬉しい。
といいつつ、私は大阪の入学式で留守なんですけれど。(笑) 大阪城の桜もみてきます。
出身ライターの吉澤智子さんが、明日から上映の「あやしい彼女」のポスターとチラシを持って、いらしてくださいました。
原作は韓国映画ですが、見た目20歳中身73歳という誰にも言えない秘密を抱えた主人公が織りなすハートフルコメディです。
いつも元気で明るい吉澤さんらしい映画になっているように思います。
かわいいルックスと天性の歌声を持つ20歳の大鳥節子。
そのかわいい容姿とは裏腹に口をひらけば超毒舌、相手かまわず罵声を浴びせ、時には熱く説教をするそんな超絶あやしい彼女の正体は73歳のおばあちゃんだった。
実の娘の心配をよそに、イケメン音楽プロデューサーにスカウトされ、しがないバンドマンの孫とまさかのバンドデビュー。長年彼女に想いを寄せる幼馴染も巻き込みながら、初めて思い通りの人生を歩む彼女・・・そんな彼女が最後に気づく大切なものとは?
異色のヒロイン登場に笑いっぱなしで、最後に号泣させられちゃいます。
4月1日、驚異の年齢詐称エンターテイメント「あやしい彼女」松竹系で全国ロードショーです。
先週終った古家和尚さん脚本の「スミカスミレ」(テレビ朝日)もそうですが、人生リセット話が人気を博しています。
誰もが、一度は人生をやり直したいと思っているのかもしれませんが、案外内面をつかさどるおばあちゃんの行動や発言に昭和のノスタルジアだけではなくシンパシーを感じる強さがあるからではないでしょうか。
ちょっと動きにくい息苦しい世の中になっている今、昭和の戦中生まれの考え方や言動が気持ち良いのかもしれません。
安保法制や憲法問題などで声を上げてがんばってくださっているのも、戦中以前の方々が多いですからね。
残念ながら、人生にやり直しはききません。
だから、やってみたいと思ったら勇気を奮って、一歩踏み出すしかありません。
始めなければ何事も始まらない。始めましょう。
あなたの人生を後悔しないために。
4月、時は春です。