シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日は、入学式があちらこちらで行われていました。私がシナリオを教えさせていただいている青山小学校も入学式でした。
今年は、東京は桜がちょうど満開で、新たな門出にふさわしい華やかな気分満載です。
この春は映画も、出身ライターの作品の上映が相次いでいます。
昨日は「無伴奏」の脚本家武田知愛さんとプロデューサーのおふたりに「月刊シナリオ教室」の前田編集長がインタビューをさせていただいていました。
3月、4月は公開が続きます。
月瀬りこさん共同脚本の「フローレンスは眠る」、加藤正人さん脚本の「エヴェレスト 神々の山嶺」、後藤法子さん脚本の「僕だけがいない街」、武田知愛さん脚本の「無伴奏」、小鳥遊真理さん脚本の「星者が町にやってきた」、吉澤智子さん脚本の「あやしい彼女」が相次いで公開中。
宮本武史さん脚本の「関西ジャニーズ Jr.をめざせ♪ドリームステージ」が4月16日に、「世界から猫が消えたなら」が5月14日公開と迫っています。 なんだかウキウキしてしまいますね。
新作だけでなく、名作の上演も相次ぎます。
作家集団の講師でもある高山由紀子さんの脚本・監督作品「風のかたみ」「娘道成寺・蛇炎の恋」の2作が横浜のシネマノヴェチェントで4月16日から22日の1週間上映されます。
17日日曜日は、高山さんのトークショーもあります。
「風のかたみ」は、1996年高山さんの第1回監督作品で、岩下志麻さんが脚本を読まれて是非にと出演依頼したという話題の作品で、坂上忍、高橋かおり、阿部寛、岸部一徳さんら豪華出演陣が恋と野望の一大平安絵巻を繰り広げています。
「娘道成寺 蛇炎の恋」は、歌舞伎舞踊の中で最も女の情念が描かれ、女形の踊りの集大成とも言われる「京鹿子娘道成寺」もモチーフに日本の美と究極の男女の愛を描いた幻想的なラブストーリーです。
現在闘病中の歌舞伎役者の中村福助さんが華麗な舞いを見せてくれています。
また5月1日から6月25日の約2ヶ月、「喜劇 駅前大集合!」と題して、ラピュタ阿佐ヶ谷で8本の駅前シリーズを上映します。
三谷幸喜さんに「喜劇駅前シリーズ」が目標だと言わしめたこの喜劇は、今も尚、気持よく笑える楽しい映画です。
気持ちがめげたときは特にお勧めかも。あまりのノー天気さに気分が晴れること請け合いです。(笑)
映画をたくさん見ることは、あなたの引き出しを増やすことです。楽しみながら、肥やしにしちゃいましょう。