シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日はとてもさみしいお別れがあります。もう退職はされてはいらしたのですが、長年センターで講師を務めてくださっていた上田睦子さんが亡くなられ、お通夜に行って参ります。
46年もやっていると、新井一もそうですが、センターに関わってくださっていた方々が、ずいぶんと亡くなっていらっしゃいます。
私からすると、今まで可愛がってくださった、助けてくださった方々がどんどんと天国へ逝かれてしまい、心細くなるばかりです。年を重ねるということこういうことなのですね。さみしい・・・。
2012年にお亡くなりになった脚本家であり、直木賞作家である藤本義一さんの文学賞が昨年できました。
藤本義一さんとは、実は新井一と昔深い交流がありました。
というのも、新井一が企画、脚本を手がけた映画「駅前シリーズ」の脚本を藤本さんが書かれたことがあるのです。
藤本義一さんは、「鬼の詩」で直木賞を受賞され、小説家としてのお仕事の方が多くなりましたが、脚本と小説の二足のわらじを履かれた先駆者でいらっしゃるのですね。
その藤本義一さんの文学賞が昨年設けられ、2回目の募集が始まりました。
第2回のテーマは、「カメラ」
課題となるキーワードを使用した未発表作品を募集。
●「カメラ」キーワードは必ずしもテーマ(主題)とは限りません。
自由な発想と解釈で個性豊かな作品をお寄せください。ジャンルは現代小説・SF・未発表の自作に限る
同人雑誌、ウェブサイト上で発表したもの、同文学賞の発表前に発表予定があるものは不可。
●応募点数制限なし。ただし作品は1点ごとに郵送。
●規定:郵送で応募
1行30字×40行でA4判のマス目の用紙に日本語で縦書きに印字。(8~10枚以内)
※原稿用紙、手書きは不可
原稿には通し番号(ページ数)を入れ右肩にクリップで綴じる(ホチキス・紐綴じ不可) ※今回から原稿用紙の使用、ホチキス、紐綴じが不可になりました、ご注意ください。
別紙にタイトル、氏名(ふりがな)筆名(ふりがな)、性別、職業、年齢、略歴、〒住所、電話番号、メールアドレスを明記し、作品とは綴じずに同封。
●資格 不問 ●主品料 無料
●賞 最優秀賞1編30万円・優秀賞2編5万円・特別賞5編記念品
受賞作は「たる出版」より刊行予定。
●応募期間 5月1日~7月31日(当日消印有効)
●発表 10月中旬に入賞者に通知。10月30日にウェブサイト「藤本義一の書斎」で発表。
藤本義一氏命日(蟻君忌・ありんこき)10/30に授賞式を予定。
●応募先 〒662-0832 兵庫県西宮市甲風園1-10-3 ワーク・アートスペース「第2回藤本義一文学賞」宛
「藤本義一の書斎」という記念館が、神戸の芦屋にあります。こちらも一度訪れてみたいものです。
文学賞応募される方は、しっかりと規定をお守り下さいね。
そういえば、原稿の綴じ方もコンクールによって色々ですね。
藤本義一文学賞は、クリップだそうですが、シナリオ・センターのシナリオS1グランプリは紐綴じ。1週間後くらいには、次回のシナリオS1グランプリ詳細と綴じ方の動画もホームページでアップします。しっかりとみてくださいね。応募規定を守ることは賞取りの第一歩です。