シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。急に真夏日になって、湿度も高く、金魚鉢で酸欠になってパクパク金魚になっています。熱中症で倒れる方も続出とのこと、お気をつけ下さい。
それにしても、嫌なニュースが多いですね。どんな理由があれ無差別に人を殺していいことにはならない、テロだけでなく爆撃だってみんな一緒です。 何故人は戦いを好むのでしょう。ご冥福をお祈りするばかりです。
世界中閉塞感のある昨今、なかなか前向きになれないけれど、前を向くしかありません。 シナリオ・センターは、夏越し大祓もしてきましたから、センター生の皆さんも前向きに走り出しましょう。
サマーセミナーの講師会が行われました。 例年満員御礼のサマーセミナーですが、今年は、17・18日両日ともまだ定員になっていません。
初めてのことなので戸惑っています。なぜでしょう?参議院・都知事選は関係あるでしょうか?(笑)
とはいえ、講師会は大盛り上がりです。
どうやって、ゼミで「見えるシーン」をしっかりと理解していただけるか、色々と工夫を凝らすことを考えました。楽しみにしてください。
イメージキャストを使ってドラマを創るというのは、プロの仕事です。
ドラマを面白くできるかどうか、ホン(脚本)の力が一番ですが、その力の中には、役者さんがのれるかどうかも入っています。 これがうまくできていないと、役者さんは怒ります。
黙阿弥の言う「役者に深切」ではないとやる気をそぎますからね。
シナリオハンティングをどれだけ有効にできるようにするかも考えました。
ゼミ生の中には、表参道なんて毎週来ているし・・・と思っていらっしゃる方もいらっしゃるかと思うのですが、表参道の表の顔、裏の顔までみていますか?
私は、ここに46年もいながら知り尽くしてなんか全然いません。むしろ、駅とセンターの間しか見ていない。
たまに近所を散策するとその様変わりにびっくりしてしまいます。土地代が高いだけに、お店の入れ替わりはとても早いんですね。
で、ちょっと見回すとファッションビルの溢れている中で、築40年くらいの2階建ての木造アパートが陰にひっそりと建っていたり、そのアパートの名前がやけにこじゃれていたりして(笑)と色々あります。
表参道という名前に惑わされないで、そこにある雰囲気をどうドラマに盛り込むか、シナリオライターの力です。
そうそう、ラストの最優秀作品選びには、ちょっとした趣向を設けて、グループが仲良く協力しあえるような仕掛けも考えてました。ドラマ作りは共同作業ですからね。楽しみにしてください。
この夏、あなたのシナリオが「見える」、映像として浮かぶシナリオになるかどうか、ドラマが盛り上がるかどうか、サマーセミナーはあなたの隠れている創造性を引き出します。
「見えるシーン」プロの力です。