シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
11月7日、シナリオ・センター代表の小林です。先週末から、大阪へいっておりました。大阪校創立40周年記念は、ものすごく大阪らしいとても楽しいお祭りとなりました。
大阪校40周年記念は、中之島公会堂で、「上方♡わが町」をテーマに、ショートフィルムをクラスの有志で作り、ショートシネマコンクールを行いました。 会場になった中之島公会堂(大阪市中央公会堂)は、大正7年に建てられたもので、国の重要文化財として指定されています。 2002年に耐震などの手は入れましたが、昔ながらのたたずまいは、とても荘厳ですばらしい。
そんな素敵な会場での上映、800人の会場は満員で、否が応でも盛り上がります。
ショートシネマフェスティバルにノミネートされたのは9本。
それぞれが、上方の町の方々とコラボして創りました。
NO1「僕だけのFly me to the moon」労働者の街釜ヶ崎で熱くくり広げられている「西成ジャズ」とコラボ
NO2「グランフェッテ」宝塚映画祭の会場ともなる宝塚シネ・ピピアとコラボ
NO3「浪漫をみつけた」「夫婦善哉」の織田作之助の同好者の集い「オダサク倶楽部」とコラボ
NO4「幸せになりタイガー♡す」日本一早い!阪神タイガース優勝セールマジック点灯式で知られる「尼崎中央三丁目商店街」とコラボ
NO5「ぬいぐるみ男」全国ちんどんコンクール14回優勝を誇る「東西屋(ちんどん通信社)」とコラボ
NO6「浪花に花咲く風の音」国際的に活躍している三線亜アーテイストのまーちゃんうーぼーのお店「琉球ばぁ~南ぬ風」とコラボ
NO7「大阪に嫁ぎたい女やさかい」落語専門の小屋「天満天神繁昌亭の落語家入門講座」とコラボNO8「二十歳のお酒」地域密着型映画館「淡路東宝」を中心にタイムスリップしたような「淡路商店街」とコラボ
NO9「ふたりのだふじ」福島区の花のだふじの育成と「のだふじ祭」など地域活性化を図る「のだふじの会」とコラボ
5分から8分ほどのショートシネマでしたが、それぞれがコラボ先をどう生かすかを考え創られた映画で、なかなか見応えのある映画揃いでした。
観客すべての方が、2票の投票権利を持ち、上映後に投票。
淡路商店街とコラボしたエントリーナンバー8の「二十歳のお酒」が最優秀賞に選ばれ、賞金20万円を獲得されました。
メインゲストの三林京子さん、ジェームス三木さんの講演も行われ、三林さんは大阪弁がなくなってしまうのではと危惧されているお話を、ジェームス三木さんはセリフは観客に伝わるように書かなければいけないお話をされ、言葉のむずかしさ、大切さを感じた講演でした。
大阪校40周年、東京校46周年、2016年はもうすぐ終わり、新たな年を迎えます。
シナリオを日本中の人に書いてもらいたいシナリオ・センターは、大阪から東京から、発信してまいります。今後とも東京大阪ともどもよろしくお願い申しあげます。