シナリオ・センター代表の小林です。ATPワールドツアーファイナルで、3位のワウリンカ選手に錦織圭選手快勝。ウキウキの私です。明日はマレー選手との試合。ジョコビッチを退けて1位になったマレーは勢いに乗っているでしょうね。調子はとてもよさそうですが、マレーを凌ぐ勢いで試合に臨んで欲しいです。 あ、今日はサッカーですね。

今週末は渋谷近辺が熱いです。
19日土曜日14：30から16：30、渋谷道玄坂フォーラム・エイト504号で、「創作ラジオドラマ大賞」公開講座が行われます。受講料2500円。
ラジオドラマコンクールに挑戦したい方は、「私たちはこんな脚本を推したい！」という審査員の座談会もしっかりお聞きして、挑戦されるといいですね。 

帰りには、ちょっと寄り道してみましょう。
18：00から、川中美幸さんのお店「Barまいどおおきに」に立ち寄って、お馴染みの柏田道夫の「武士の料理帖」の朗読会を楽しまれてはいかがでしょう。19日は、円道シャーク一成（歌手）、四天王寺紅（女優）、長谷川かずき（女優）高橋みずえ（女優）の4方が朗読されます。美味しい豚玉とドリンク付きで、4000円です。20日日曜日は17：00から、香寿美（歌手）、万砂子（歌手）ナコト（俳優）寂空（シャミセニスト）の4方が朗読します。お楽しみに。

もうちょっと足を延ばしたいという方は、蒲田はいかがでしょう。 出身ライターの田中摂さん執筆の「蒲田の逆襲」（言視舎刊）が出版されました。
筆者の田中さん、まだ小さいお子さんを育てながら、ラジオドラマなどでも活躍されています。

「危ない・汚い・騒がしい」街と思われている蒲田のイメージを払しょくし、蒲田の素晴らしさを伝えてくれます。
蒲田周辺というと「下町ロケット」が浮かんでしまうので、町工場というイメージがありませんか。朝ドラ「梅ちゃん先生」では、下町人情たっぷりに戦後の蒲田を描いていました。町工場と闇市を思い起こします。 サスペンスの舞台にもよくなります。「砂の器」でも描かれています。「蒲田行進曲」も有名ですが、舞台は京都で蒲田じゃない。(笑)
ま、そんなこんなのイメージで「危ない・汚い・騒がしい」があるようです。

ドラマの影響ってどれだけすごいのでしょう。ライターは責任を持たなくてはいけませんね。
ドラマのイメージで言うと、今は蒲田に町工場はほとんどないそうです。でも、町工場の工業技術技能は世界一、観光ツアーもあります。これは、日本人として誇れるところですよね。蒲田を含む大田区偉い！
蒲田と言えば、なんといっても日本最大の手芸専門店、世界のホビー商品が集まるユザワヤ。針を持たせると血だらけの私には遠い存在ですが、器用な方にとってはなんでもそろう夢のお店です。 温泉もあります。黒湯温泉。蒲田温泉。シンゴジラのロケ地にも使われ、ゴジラ湯という名のお風呂屋さんもあるとのこと。シンゴジラファンは必湯（？！）(笑)

なんといっても誇らしいのは、蒲田駅前の飲食店数は全国2位だということ。一生かけてもまわりきれない居酒屋があるということ。世界の人々が暮らしている町であるということ。ちょっと先に行くと多摩川園、池上本門寺、洗足池、野鳥公園と自然も豊かだということ。
真のグローバル化を体現しているという蒲田。グローバル化を叫ぶ政治家の皆さんもお勉強においでください。と色々頑張っていますよ、蒲田。

その町その土地に、歴史あり、名所あり、人間あり、魅力的なところはどこにでもあります。
蒲田にいらしたことがない方は、一度足を向けてください。
あらたなシナリオ構想が浮かんでくるにちがいありません。シナリオハンティングは、その場所の空気感を感じることから始まります。