シナリオ・センターの開講情報をお知らせします。ドラマや映画だけでなく小説、戯曲、漫画やアニメの講座の開講、コンクール対策講座もあります。
事務局・齋藤が、
■アニメシナリオ講座・第3回目・テーマ「ほのぼの日常と、キャラもの。」
■ゲスト講師:田嶋久子さん(『ちびまる子ちゃん』『新・忍者ハットリくん』『新・あたしンち』など)
--に参加して、感じたことをお伝えします!
田嶋さんのお話を聞いて思ったのは、
ダメ出しされたら面白くなるチャンス!
ではないかと。
というのは、ダメ出しをされたときの田嶋さん。
こんなふうに、ブラッシュアップしていったそうです!
【『まる子ちゃん』も『新・忍者ハットリくん』も『新・あたしンち』も原作はありますが、1話完結のオリジナルストーリーを作っています。あるとき、友達思いで優しいキャラクターが鬼のように怒るというストーリーを書きました。この登場人物の新たな一面を描こうと敢えてこうしたのですが、やはり、「このキャラクターは怒らない」とダメ出しが…。そこで、“普段は怒らない”という原作のキャラクター設定を壊さないようにストーリーを考えました。結果、“ただ鬼のように怒る”のではなく、“友達のためを思って鬼のように怒る”と直しました。こうすることで、友達思いの優しいキャラクターでありながらも今までにない、この登場人物のキャラクターを描くことができました】
ゼミでも批判的なことを言われてしまったことありませんか?
すごい落ち込みませんか…。
「そんなに私のシナリオ、ダメ?(涙)」と。
でも、田嶋さんのエピソードをお聞きしてみて、ダメ出しされるというのは“のびしろ”があるからなんだ、と思ったんです。
なぜなら、指摘されたところを「どうしたら面白くなるのか」と考えて直していけば、今よりもっともっと面白いシナリオになるってことですよね?
だ・か・ら
ダメ出しをされたら、「はい、チャンス来た!」と思っちゃえばいいんじゃないんでしょうか?
そして、どんなダメ出しをされても――
・何が違うのか
・何が足りないのか
・どこを変えていけばいいのか
――と、田嶋さんのようにダメ出しから“のびしろ”部分を追及して、キャラクターや世界観にあった、より面白いストーリーに昇華させていきましょう!