シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。 北海道は寒いんだろうなあ・・・と明日の函館港イルミナシオン映画祭表彰式に心を馳せています。
表彰式に先駆けて発表します!!
おめでとうございます!「第20回函館港イルミナシオン映画祭 シナリオ大賞」グランプリ(最高賞)に「駆けろ!駆けろ!駆けろ!」難波典子さん(作家集団)が受賞しました。
作品は、函館競馬場を舞台にした大学馬術部の青春劇だそうです。
また、審査員特別賞(荒俣宏賞)に「知花とクロミの誠実な冒険」赤羽健太郎さん(元通信研修科)が受賞しました。
おめでとうございます。
2015年函館港イルミナシオン映画祭は、20周年記念にあたり、記念作品として「函館珈琲」を撮りました。
2013年にグランプリを獲ったいとう菜のはさん(元通信作家集団)の作品で、東京のユーロスペースでの上映は先月で終わりましたが、今後も各地で上映されます。12月11日は函館に戻ってくるとか。冬の函館での上映って、いかにも「函館珈琲」らしくて、ちょっと嬉しくないですか。
函館港イルミナシオン映画祭は、「映画を創る映画祭」を掲げ、企画から映画製作まですべてがボランティアで運営されます。
全ての受賞作が映画化になるわけではありませんが、シナリオ・センターの方々も毎年どなたかが受賞され、話題になっています。
シナリオ・センターの出身ライター栗原裕光さん(元作家集団)「うた魂(たま)!」(07年・日活)が映画化になり、12回グランプリの出身ライター大山淳子さんの「通夜女(つやめ)」は小説化(小説すばる掲載)、今冬13回グランプリの出身ライター土橋章宏さんの「スマイリング」(中央公論社観刊行)は単行本として発売中です。
難波さんの作品も、映画化、小説化になるといいですね。
今年のコンクール発表は、これが最後のようですが、 来年も受講生の皆さんが嬉しいニュースをいっぱい運んできてくださることでしょう。
楽しみに待ちたいと思います。
でも、コンクール入選で終わりではありません。コンクールはプロへの登竜門。そこから、新たなスタートを切らなくてはいけません。
「魅せる」ドラマ作りに励んでください。