シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。毎日がジェットコースターのように過ぎていきます。
打ち合わせ、面談に日々に、先のことを考えられないまま、これでいいのかと思いながら生きております。情けない。
昨日は、シナリオS1グランプリの授賞式でした。おめでとうございます!!!
準グランプリ「たいせつなもの」奥山睦子さん(作家集団)
準グランプリ「妹の離婚、私の結婚」上田一志さん(通信作家集団)
佳作「斜陽のペン」和田暁知さん(通信研修科)
奨励賞「弟の姉」佐々木恭さん(一般)
奨励賞「僕の人生クソゲーですが?」鈴木修一さん(研修科)
奨励賞「ピカソの手紙」酒匂ひろみさん(研修科)
準グランプリ2作品は、20枚シナリオから創られたものだそうです。それだけにシーンの創りがとてもうまいと審査員も褒めていましたが、確かに!
プロデューサーの方がよくおっしゃるのは、ストーリーやアイデアは僕らでもどんどん出せるけれど、できないのは「シーンを創ること」「うまいセリフ」。
これこそが脚本家の腕だということです。
プロの脚本家に必要なのは、毎回言っていますがこの2つ。
ストーリーテーラーを欲しているプロデューサーはいません。特に原作ものが多い昨今、映像の魅力は「見せる」ことに突出します。
原作から浮かんだイメージをどれだけ魅力的に広げて膨らませられるか、脚本家にしかできないことです。
31回の受賞作品は、どの作品も見事なほどシーンに力があります。
これから伸びていく方々だと頼もしく感じました。
シナリオS1グランプリは、映像表現の魅力を存分に生かすシナリオを募集しています。
なぜなら、プロとしての売りになるからです。
来年は2月締切りです。たくさんの応募を楽しみにしています。
今日は、出身監督の五藤利弘監督がポスターをもっておいでくださいました。
五藤監督は、富士山河口湖映画祭のグランプリ作品も映像化してくださっています。
茨城で創られた映画「花蓮~カレン~」が12月19日から土浦セントラルパークで上映されます。
年末年始のお楽しみにしてください。