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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

終わりは始まり。修了は新たなスタートの時。

シナリオ・センター代表の小林です。今日はちょっと肌寒いですね。
気候の変化についていけなくて、身体を壊されている方が多いとか・・・十分お気をつけくださいね。朝晩の寒暖の差もまだあるので、暑い日でも、ちょっと羽織れるものを持ったりなさるといいと思います。
私は、いつでもスカーフを一枚バッグに入れています。薄くても結構重宝します。

在りし日の新井一の授業

在りし日の新井一の授業

今日は、116期シナリオ作家養成講座の修了式です。
修了のときに、皆勤賞をお出しします。

期によって違うのですが、だいたい2割くらいの方が皆勤賞をとられます。
皆勤賞は、欠席をしないことはもちろんですが、シナリオ・センターの場合はそれに宿題も全部出さないといけません。
なので、出席しているだけではザ・ン・ネ・ン!になっちゃいます。(涙)
センターの受講生のほとんどは社会人の方ですから、お仕事をされながら、シナリオを描かれているので、たいへんだろうと思っています。
それでも、頑張られるのは「シナリオが好き」だからなのでしょうね。
修了されると、次のステップは研修科。ゼミナール形式になります。
研修科では課題を描いて、発表し、お仲間からの感想を聞き、講師から講評を受けるというものです。
ここでは、「人間を描く」ことを徹底的に身につけていただくわけですが、自分の作品を人に見てもらうことが一番大事です。

先日、「踊る第捜査線」などの脚本家で、映画「遺体」を監督された君塚良一さんにご講演をいただいたときに、「自分が面白かったからといって、みんなも面白いかということは別である」とおっしゃっていましたが、実は、そこを学ぶのが研修科なんですね。
自分の考えは、みんなも同じだと思っていたら、全然わかってくれなかった・・・よくあることです。
どれだけたくさんの方に共感し、感動していただけるか。
そのためにどういう伝え方をすればいいか、見せ方をすればいいか、研修科で客観性を学んでいただき、人間を愛し、魅力的なドラマ作りに励んでください。
一度この道を進んだからには、シナリオを愛し続け、書き続けなければもったいないです。

大河ドラマ「八重の桜」(NHK)の脚本家山本むつみさんは、連ドラを書きながらもかなり長い間、二足のわらじを履いていらっしゃいました。
PC雑誌の編集というめちゃめちゃお忙しいお仕事にもかかわらずです。
「どちらも締め切りのある仕事、たいへんでしょう」と申し上げたときに、山本さんは「土日をシナリオにあてて、フットサルもやっています。好きだから、楽しい」とにっこり笑いながらおっしゃった。そのときのこと、今でも目に焼きついています。忘れられないシーンです。
「仕事が忙しいって言い訳はききかんぞ!」と私自身に問われた気がしました。(笑)
ご自分がやりたい、好きだと思われた道を、迷わず行くには、ともかくがむしゃらに続けることです。
ものごとはすべて、続けることで、先がみえてきます。描き続けましょう。

 
4月20日土曜日は、118期シナリオ作家養成講座の説明会があります。
業界一活躍しているライターを生み出し続けている秘密をお話します。(笑)
シナリオ・センター特製のスイーツとお茶をご用意しながら、お待ちしています。
シナリオって?という方も、まず、いらしてみてください。
興味を持ったときが、新しい一歩です。
新しくできたオーク表参道、COACHの角を曲がって2分、左側です。

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