シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。今日は雛祭りです。地方へ行くと、色々なお雛様があり、あまり人形に興味のない私でもちょっとワクワクします。日本の伝統は大事にしたいものです。
一昨日、我が家のお雛様は日の目をみない話をこの日記に書きましたが、なんと帰ったら、空き部屋になっている息子の部屋に、お雛様が鎮座ましましていて、びっくり!
すっかり納戸代わりになってしまった部屋の箪笥の上に、鎮座ましましている内裏雛は、ちょっと憂いがあるような気もして・・・。ごめんなさい。(笑)
せめて、今日は、桜餅と草餅を買って帰ろうかと思います。
お雛様も地方によってそれぞれ特色がありますが、縦長の日本は、狭い国土のわりには、その土地土地らしい特色がまったく違っていたりするので、面白いですね。
3月の「47都道府県シナリオコンクール 47行の物語」は「東北」です。最終審査を受け持っていただけるのは、山形出身のあべ美佳さん。
あべさんは、映画「いしゃ先生」を初め数々のドラマ、アニメなどを書かれています。
小説「雪まんま」は、東北の米作りのお話しで、農業政策にも詳しいあべさんならではの、こういうお米作りをしたら、若者がいなくなった荒れ果てた田んぼも人も甦るだろうにと政府に送りつけたいような小説でした。
NHK仙台局創立80周年記念ドラマ「お米のなみだ」は09東京アウォードローカルドラマ賞受賞しました。
また、山形ブランド特命大使、尾花沢ふるさと大使など故郷のために尽力されていらっしゃいます。
山形のことは相当詳しそうですね。あべさんをうならすような山形ドラマに挑戦してください。
今、センターの公式HPの「みんなの創造モードスイッチ」の「背伸びしてしゃれおつ」では、青森についての情報が満載です。https://www.scenario.co.jp/project17311
「あっつうまんまさすじこ」熱いご飯に筋子が一番だそうです。青森は、いくらではなく筋子が定番だそうですし、さすがりんごの産地青森は、アップルパイも50種以上あるそうで等など・・・色々な情報をお訊きしています。
実は、事務局のシナリオ年委員会が、毎回、その地域の情報を手に入れようと、県庁とか出身者だとかに突撃インタビューをしたり、アンケートを出したりしています。
ドラマ作りの段階で言えばリサーチャー役ですが、それもたくさんの方にご応募してほしいと願っているからです。
とはいえ、リサーチャーからの話を鵜呑みにするのではなく、あくまでヒントとして、あなたならではの、その御当地ならではの魅力あるシーンを描いてください。楽しみにしています。
3月の締め切りは3月25日です。