シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。自分での47(シナ)リオの年シナ(4月7日)リオの日を言いだしたせいか、やけに今日はなんの日だろうかと気になりだしました。
今日は、サ(3)バ(8)の日です。完全にサバ読んでいます。(笑)
3月8日、語呂合わせではなく(笑)、今日は国際女性ディです。 先日、漫画家の西原理恵子さんが、「鮨と指輪は自分で買おう」とおっしゃっていたのを知って、なるほど!と思いました。
芥川賞作家の川上未映子さんが、「主人」「嫁」「配偶者」など主従関係や属性をしめすような表現、言い方はやめよう、男も女も「らしさ」こだわらないようにしようと提案していらして、こちらにも拍手!拍手!です。私は、連れ合いという言葉が好きです。
私は大学を出てから、産休以外休みなく仕事をしてきました。でも、毎日急いで保育園に迎えにいって、夕飯を作っていました。私自身も明治生まれの母に育てられたせいか、子育ても家事もみんな女性がやるものだという観念がどこかにありました。
ですが、60歳還暦のとき、家族に輪番で夕飯を作ることを提案し、以来平日の夕食作りはしません。
でも、私は食べることが大好きで、お料理を作ることが、ドラマ「カルテット」のすずめちゃんのように「好きって忘れるほど好きです」。 なので、休みのときは、他人にも食べさせたくて声をかけるし、家族だけでは食べきれないほど作ったりします。
それでも、私は、女性がご飯を作るものだと思い込んでいる社会に反対です。
家事は、女性の仕事だけと思っているのは男性だけではありません。女性自身が思っているのです。 でも、この観念は、女性から捨てなければだめだと深く思います。
そうしなければ女性は、男女平等にもならないし、男女均等雇用も無理だからです。
息子が結婚する時も、センターのスタッフが結婚する時にも、カップルを前に言いました。
「残念ながら、子供は女性しか産めないけれど、それ以外は全て男性でもできる。男性と女性は出産以外は同じようにできる。すべて2人で対等に家庭を築いてね」と。
これは、2人に話すことが大事で、どちらかに言っただけでは、うまく伝わりません。2人が「はい!」って私の前で言ったら、なんかあったらね、証人は私。(笑)
女性が輝くためには、今まで思い込んでいる男らしさ女らしさをやめること。
人間らしさでいきたいです。
男性が変わること、女性が動くこと、みんなが楽しく暮らせる社会を作るためには、男も女も自分の好きな形で頑張れることが大事だと思うのです。
国際女性ディというのがあるのもおかしいですが、国際女性ディーの今日、代わり映えのない社会に、驚くべきニュースに、うんざりしながらも、それでも巷で細々と声をあげていきたいと思っています。
シナリオ・センターのスタッフは、女性陣も男性陣も、ちゃんとやっているんですよ。ありがとう!!