シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。いい陽気になりました。
昨夜は、面白いところへ行って来ました。
シゴト大学です。
ここは「シゴトを愉しみたいオトナの集る場所。緩やかな繋がり(weak ties)のなか、ユニークな切り口からシゴト(仕事・志事)に関する「学びの場」をプロデュースしています。」というところです。
毎週1回、平日夜19:30から2時間、受講料1800円で、銀座8丁目のビルの一室が教室。
「ボードゲームdeイカス仕事術」、「教わり方を高めるワークショップ」など面白い切り口の講座を毎回開催されています。
今回お伺いしたのは「ゆさぶりスト養成講座~おしゃべり3分で心ゆさぶるシナリオ術~」
実は、シナリオ・センターの「一億人のシナリオ。プロジェクト」担当の新井が講義をさせていただいたのです。
私は、授業参観。講師への授業参観っていうのもねぇ・・・(笑)
シナリオ・センターでは、「一億人のシナリオ。プロジェクト」として、研修や、学校の授業などシナリオの技術を色々な形で使っています。
シナリオそのものをお教えするのではなく、シナリオをツールにして、様々な展開をしているのですが、今回の「ゆさぶりスト」は、新井がシゴト大学と企画したので、どんな切り口で行うのかを見たかったのです。
授業参観には、シナリオをツールにした本を書かないかと打診してくださっている出版社の方、シナリオで研修をしたい会社の方などもおみえになりました。
一口にシナリオをツールにして色々なことができると言っても、シナリオを知らない方にとっては、イメージが掴みにくいのですが、体験していただけるとサッとわかっていただけます。
シナリオワークショップも、シナリオを習いたい方はもとより、シナリオでなにかできるのかと思われている方も体験してくださるといいと思います。
この「ゆさぶりスト養成講座」ではシナリオは書いていただきません。
シナリオの技術を使って、おしゃべりを上手にできるようにするというもの。
4人グループに分けて、一人3分でおしゃべりをしてもらい、テーブルの上においた3分のタイム表に、ぐっときたら、グットコイン(?)を聞き手においてもらいます。
どこで、聞き手が面白いと思ってくれたのかが一目瞭然。
その後、①アンチの方法 構成が大事、②ピタッ、ポトッ、ガシャーンの法則 映像的な伝え方③3度の法則 大事なことは繰り返す。
新井が心をゆさぶるための3つの方法をお教えしました。のろけ話で笑いもとりながら。(笑)
3つのテクニックをもとに、もう一度お話を組み立て直してもらって、再度おしゃべりしてもらい、前よりうまく伝えられたかフィードバックしてもらいました。
2回目は、みなさん、ご自分でも驚くくらい変わって、とても賑やかに、おしゃべりを愉しまれて、プラスになったと喜んでくださいました。新井もホッとしたようでした。
シナリオの技術のどこを使うかは、ニーズに合わせて使い分けられます。
前回お話した採用試験の切り口とも、大学でのキャリアアップの切り口とも違いますが、すべてシナリオをツールにして創られています。
基本があれば、なんにでも応用が利くということです。
5月8日から開講する小説講座も、ただの小説講座ではない。そう、シナリオの技術で書く小説講座です。
根本の創作にはもちろんのこと、なんでもOKなんですね。
シナリオを学ばれている皆さんは、基本をしっかりと落としこめば、ドラマ作りだけでなく、日常生活にも、対人関係にもあらゆることにプラスになります。
シナリオの技術の本質を見つめてみてください。新たな発見があると思います。