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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

顔をあげて

草間弥生さんの世界

作家の目

シナリオ・センター代表の小林です。シナリオ・センターの裏にできた「うまみバーガー」が、毎日毎日香しい匂いを漂わせており、この季節はドアを開けていることが多いので、まあ、お腹に堪えること、堪えること。
あまりに嗅ぎ過ぎて匂いだけで、満腹。センターで本当に食べたのは3人だけです。(笑)

130期シナリオ作家養成講座の1回目の講座を受講された方がツイッターに
「受講後、いつもならすぐスマホを取り出していたような駅のホームや電車内でも、周囲の様子が目に行くようになり、新鮮な気持ちで帰宅しました。考えてみれば、子供の頃はこんな風に世界を見ていたのですね。」
と書いて下さいました。
嬉しい!!早速シナリオ脳、シナリオハートになって下さったのですね。アンテナを張り巡らせて、ミソ帳をいっぱいにしていただきたいです。楽しんでください。

子供の世界

受講生の方の「子供の頃はこんな風に世界を見ていたのですね」という1行に、私自身改めて感じ入りました。
そうなんだ!子供の想像力が豊かなのは、あちこち興味津々に見まわしたり、動いたり、首を突っ込んだりしていたからなのだと。
そういえば、子供が小さい頃、電車の中で「ママ、ママ、ママ。ねぇねぇ、あのオバさん、おかしい!!」って、笑いながら指差して叫ばれて、困った覚えがあります。(笑)
うちの子も結構、黒柳徹子さんのように「窓ぎわのトットちゃん」でした。
徹子さんは、著作の中で、あちらこちらに興味が飛んでいる自由闊達な子供だったと書いていらっしゃいます。そういう感覚が大人になっても役に立たれているのですね。
子供の目は以外なところを見ていたり、大人に見えないところをみていたりします。
 幼児や小学生の子供たちにシナリオを描いてもらうと、奇想天外な発想をして、私たちを驚かせ、喜ばせてくれます。徹子さんのようにこの感覚を持ったまま大人になれたらいいのですが・・・。 

大人も、顔を上げてあたりを観察してみましょう。
スマホばかりみて猫背になった背中も伸びるし、肩こりも眼の疲れも減ります。その上、想像力も観察力も広がるのですからいいことだらけです。
昔から言います「事実は小説より奇なり」と。
あたりを見回すと、自分の思っている世界以上のことが広がっているものです。
スマホはスマホで色々な情報やコミュニティがあるかとは思いますから否定はしませんが、生(ナマ)の感覚を研ぎ澄ますことは、創作者にとっては特に大事なことだと思います。
五感を養いましょう。
ついでに言わせていただいちゃいますが、スマホ歩きだけはやめましょう。ご自分にも他人にも危険です。

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