大人の習い事には、一歩目に勇気がいる
大人になってから、何か新しい 習い事 をはじめる…というのは、なかなか踏ん切りがつかなかったりします。仕事も忙しいし、家庭のこともあるし…時間がない、と。
でも、昔から書くことが好きだったり、将来的に自分史を書いたり、小説書いたり、ブログで発信したいと思っているなら、何もしないのはもったいないと思うシナリオ・センターの新井です。
ウジウジした大人より、ワクワクしている大人の方が断然カッコイイですもの。
そこで、大人の学びたい気持ちにおススメしたいのが…シナリオです!
「えっ?シナリオ?書くことは好きだけど、物語なんて書いた経験ないし…」
「シナリオ?今さら習い事ではじめてもねぇ…」
「わざわざ、学校や講座に通うほどかしら…」
その気持ち、よくわかります。大人の習い事ほど、一歩目を踏み出すものが大変なものです。
では、是非シナリオを候補に入れてほしいと思います。なぜかというと、シナリオがあなたの伝える力をUPさせてくれるからです。
書くことに、シナリオの技術が役に立つ
シナリオや小説、ブログ、ちょっとした手紙でも、書こうと思うとムクムクと湧き上がる不安。
「私なんか、センスもないし、いいこと書けないかも」って。
でも、ご安心ください。書くために必要なのは、センスよりも表現技術です。センスがよくても、伝えるための技術がなければ人には伝わりません。それに、表現技術が身につくと、自ずとセンスは磨かれます。洋服だって着こなし方がわかれば、センスよく見えますよね。
逆に「発想はユニークなんだけど…」とか、「面白いセンスしてるんだから…」と、なぜか宝の持ち腐れ感満載で周りから言われる方、いると思います。そんな方に足りないのも、やはり表現技術です。
そこで、シナリオです。シナリオには、1000万人、2000万人の視聴者に面白いと思ってもらうための表現技術が、ぎっしりと詰まっています。何気なく観ているドラマや映画、すべてに皆さんを夢中にするための表現技術がちりばめられているのです。こっそりと。
そんなシナリオの技術は、誰でも身につけることができます。小学校で実施しているキッズシナリオでは、小学5年生がシナリオ書いちゃいます。
シナリオを学ぶと表現力がつくのかしら…と疑っていますね。いいでしょう!証明します。
可能性は平等
第14回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞 優秀賞受賞 小泉理恵子 さん
シナリオをはじめたキッカケは、50歳を過ぎたころ、
「娘たちは自分の世界をどんどん広げているのに、私は世の中から置いて行かれる一方で、このまま年を取るのかと焦りました」(月刊シナリオ教室 2014年10月号より)
そんな焦りからシナリオ学校で学び始めた小泉さん。
その後、なんと1558篇の応募の中から、テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞優秀賞に選ばれたのです。受賞時、61歳。マスコミや新聞各紙で大きく取りあげられました。
小泉さん以外にも、多くの方が大人になってから習い事としてシナリオを学びはじめ、コンクール受賞など結果を残されています。(あ、9割方のシナリオコンクールを受講生が受賞しているシナリオ・センターの場合はですが…シナリオ公募コンクール受賞者ページ)
いい大人が、学校に通うなんて…そんな風に思う方もいるかもしれません。学校に通う良さは、学びを深めることができることに加え、ここでしか出会えない仲間ができることもあるのではないでしょうか。
仲間ができるから続けられる
第26回シナリオS1グランプリ 準グランプリ受賞 前田幸子 さん
「家庭のことや、仕事も持っていたので60歳のときにやっと自分の時間が持てるようになりました。(中略)ここまで続けてこれたのも、ゼミの先生方と自分より年若い先輩たちのお蔭なんです、とても感謝しております。皆さんも仲間を大事にして、たくさんの刺激をいただくといいですね」(月刊シナリオ教室 2014年7月号より)
先ほどの小泉さんもインタビューでこんな風に語っています。
「年齢のことで自分にフタをしてしまうのはもったいない。私も最初はプロを目指している若い人の邪魔にならないようにと思っていましたが、今では大きな顔をしています(笑)<中略>ゼミの仲間との会話でヒントを得ることもあります。性別も仕事も違う、20代から私より年上までの仲間がため口で話せるというのは、シナリオ・センターくらいですから(笑)」
大人になってからできる仲間って、とても貴重です。職場での関係性とは全く違いますからね。しがらみなし!それが大人の習い事のいい点です。
大人が夢をかなえる…それが大人の習い事の醍醐味!
シナリオ・センター出身脚本家の森下佳子さん(『ごちそうさん』『おんな城主 直虎』他)
「死なない限りはかすり傷。心の傷は飯の種」
シナリオ・センター出身脚本家の古家和尚さん(『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』他)
「年齢は武器になる」
平成24年度「橋田賞新人脚本賞」佳作受賞 土屋裕子 さん
「60年の人生を振り返ると、喜び、楽しみもありましたが、それ以上に後悔や反省することのなんと多いことか…そのような経験をシナリオという形で小出しに発散させると、心に溜まった澱みのようなものが、少しずつ昇華されていくような気がするのです」(月刊シナリオ教室 2013年8月号より)
シナリオを書くなら、無駄になるような人生経験はないということです。それに、何気ない日常にこそ、ドラマはあるのです。探すだけでもワクワクしますよ。
大人の夢がかなう習い事。それがシナリオです!
いきなりドラマは…という方は、NHKあさイチで紹介された「シナリオ日記」を書いてみるのもおススメ。『シナリオ・センター製「シナリオ日記」の効用は…」ご覧ください。