夏越しの大祓
シナリオ・センター代表の小林です。6月終わっちゃいます。今年ももう半分過ぎて、ああ、サマーセミナーが終わったら、もはや年末。(笑)
6月30日は、夏越しの大祓の日なので、明治神宮へいってまいりました。
今日は雨が降っていたので、神官の行列も傘をさしていて、これまた晴れの日と違った風情で、神宮の森の空気感と相まって神々しい感じでした。
大祓は、年に2回、6月と12月にある浄化の儀式です。もうすでに起きてしまった天下万民の罪と穢れをリセットして、国体の安寧を図るために行われてきました。
今年ほど、強く大祓をしないといけない年はなかったのではないでしょうか、日本は。
うんざりなことばかり起きて、平民としてはただただ呆然とするばかりです。
道理もへったくれもないこの理不尽極まりない世の中を吹っ飛ばして欲しいと真剣に祈ってしまいました。もちろん、皆様の安寧もです。
夏越しの大祓では、明治神宮にはないのですが、茅の輪くぐりというのもあります。
茅(かや)と笹で作られた輪をくぐると無病息災が得られるといいます。お守りになっている神社もあるようです。
関西では、「水無月」という、ういろうに小豆がのっている三角形の見た目にも涼しい和菓子を食べるという風習もあります。
京都生まれの友人は、毎年「水無月」を取り寄せています。確か小豆って、悪魔払いの力があるのですよね。
それぞれの・・・
日本には、こうした様々な風習があります。
それぞれの土地に根差したものは、数えきれないほどあるでしょう。
先日、「47行の物語~47都道府県シナリオ・コンクール~」のためのヒントとして、島根県のお話を、原田講師と事務局の冨金原がしておりましたが・・・、同じ島根でも名産も、ソウルフードも違っていて・・・。お互い顔を見合わせて、茫然。(笑)
でも、それが当たり前なのだと思います。
私は、江戸っ子ですが、山の手と下町ではまったく行事が違いますし、食べるものも違います。
家によっても違うかもしれません。 その家だけに伝わっている味とか料理とか。
我が家は、ふつう塩ゆでして食べるソラマメとか枝豆をお醤油・砂糖・お酒で甘辛く煮ます。
父母は、東京煮と言って当たり前のようでしたが、知り合いの中で聴いてみると、江戸っ子でも半々でした。
そこに、家族だけの、地域だけの大切に育ててきたものがあるのでしょうね。
ナイショだけど、一日早くこの日記を読んでくださった方だけにお教えします。
7月の47行の物語の課題は、「北海道」
北海道は広いですから、これはまた色々なお話が出てきそうです。
どんどん応募してくださいね。
審査員は、朝ドラ「ゲゲゲの女房」大河ドラマ「八重の桜」「コウノドリ」「相棒」等数々のヒット作を描かれている山本むつみさんです。
山本むつみさん脚本の映画、「いつまた君と~何日君再来~」は大ヒット上映中です。