執筆業をされている方の1日を覗いてみる
執筆業をされている人は、どんな1日を送っているんだろう?
オシゴトの風景、気になりますよね?
そこで、“先輩”にお聞きしました!
今回、お話をお聞きしたのは、出身ライターの佐藤万里さん。
現在は、舞台作品の脚本・作詞・訳詩、児童合唱曲の作詞、小説、テレビドラマ・ラジオドラマ・ショートフィルム等の脚本執筆など、様々なメディアのご執筆を手掛けていらっしゃいます。
そんな幅広いご活躍をされていらっしゃる佐藤さんの、舞台の脚本を執筆されているときの1日をご紹介します!
佐藤万里さん 舞台の脚本を執筆中の1日
〇佐藤さん: 午前10時から図書館へ。図書館ではコピー用紙に手書き。まっ白い紙に自由に書くのが好きなんです。図書館にいれば調べものがすぐ出来て便利ですし、家だと「ちょっと休憩♪」って怠けちゃうので…。とはいえ、面白い本を見つけると読んじゃったりするのが困りものです。
帰宅後は、夕食をとってから、図書館で書いた原稿をパソコンに打ち込みます。舞台の開幕が近いときは、ご案内(DM)を送る作業もしますね。あとは読書。続きが気になってつい夜更かししてしまうことも。
夜のリラックスタイムはお香。サボテンさえ枯らしてしまったことがあるので(笑)、植物やぺットとは“同居”せず、癒しはお香から。沈香(ジャスミン)や百檀の香りが好きですね。
後輩の皆さんへ:自分が学んだことは役立つときが来る
〇佐藤さん: 本科ゼミでは、現在脚本家としてご活躍中のあべ美佳さんがいらして、ずば抜けてうまかった。彼女が脚本コンクールで受賞したことが刺激になり、私も2003年に日本テレビシナリオ登龍門に応募して佳作を頂きました。私は、劇団四季での制作業務を経てフリーの製作になり、舞台作品も書いていましたが、「映像」の脚本を手掛けるようになったのは、ゼミで勉強して、仲間と切磋琢磨できたからこそ。
また、通信研修科では、自分で期日を設定して課題を出すようスケジュール管理していました。
ここで培った、自分の状況を見極め、ペースを掴むチカラはフリーで動く上で凄く役に立っています。
チャンスやご縁はどこにあるか分からないものです。でも、自分が学んできたことはいつか絶対役立つときが来ます。舞台でも映像でも小説でも、「書きたい!」という想いを諦めずに、シナリオ・センターで書くトレーニングを続けていれば、いつかチャンスは巡ってくるのでは、と私は思っています!
『月刊シナリオ教室』では、佐藤さんのように舞台の世界で幅広く活躍する方法をご紹介
こちらのブログと連動して、『月刊シナリオ教室』でも、隔月連載企画として「先輩のオ・シ・ゴ・ト」を掲載することになりました!シナリオの技術を活かして、先輩方がどんなオシゴトをしているかをお伝えします。
記念すべき第1弾は、出身ライターの佐藤万里さん。『月刊シナリオ教室』のほうでは、佐藤さんのように映像の脚本だけでなく舞台の世界でも幅広く活動する方法をご紹介します。
掲載号発刊が間近になりましたら、またお知らせいたしますので、ブログと併せてご覧ください。