「月刊シナリオ教室」11月号が発売になりました
掲載シナリオは、映画『赤い襷(あかいたすき)~富岡製糸場物語』(出身ライターの松井香奈さんの脚本)。ドラマをベースにドキュメントパートが挟み込まれた構成で、松井さんは構成台本部分含めてまるごと脚本を執筆されました。
富岡製糸場は世界遺産に登録され、フランス式の近代的な製糸場の建物が注目されていますが、操業開始にあたりフランスから技術者が来日滞在し、苦労して製糸場を建設。当時は各地から良家の子女らも集まり、率先して繰糸の技術を学び、地元に戻ったのち、各地に製糸技術を伝えたそうです。仕事は休みもちゃんとあり、能力に合わせた作業別賃金など就労も近代的でした。そんな創業者と女工たちのドラマが、生き生きと映画に蘇っています。
もうひとつの掲載シナリオは、オーディオドラマ
8月にFMえどがわ「夏祭りラジオ特番」で放送された、ライターズバンク会員の方々のラジオドラマを5本掲載。ドラマのエンディングにはそのドラマのイメージに合った曲がかかる、という洒落た作りでした。作者の方々からの寄稿も載せています。
ラジオドラマに興味があっても、どうやって書くのかがわからない、という方はぜひ参考にしてみよう。1話約7分くらいのミニドラマなので、スッと読めるところもGood。プロデューサーとディレクターの、執筆に役立つインタビューも掲載。
出身ライターインタビューは吉田玲子さん
アニメの好きな方ならご存知の吉田玲子さんが登場。吉田さんがシナリオを書かれた長編アニメーション映画『夜明け告げるルーのうた』(監督/湯浅政明)について詳しく、元研修科の肱黒正子さんがインタビュー。なかなか他では聴くことのできないの密度濃い貴重なお話です。アニメシナリオを目指している方は必読です!
47行の物語は近畿地区を発表
シナリオコンクール「47行の物語」は近畿地区の結果発表と最優秀作を掲載。最終審査員の出身ライター森下直さんのコメントも掲載。
公開講座採録「職業のひみつ」は元政治家の高橋昭一さんが登場。政治家って、普段何してるの?どんな一日を送っているの?という疑問がすっきり解けること間違いなし!
隔月連載「先輩のオ・シ・ゴ・ト」第2回目は、映画監督の澤田サンダーさんです。ライター修行で悩んでいる人にはもちろん、悩んでない人にも、大きなヒントになるフレーズとアドバイスが。
第33回「シナリオS1グランプリ」の第2次・第3次審査通過作品名の発表もしています。応募された方はチェックを忘れずに。
「月刊シナリオ教室」は年間購読もできます
他にもあなたのシナリオライフに役立つ情報が満載の「月刊シナリオ教室」11月号は、シナリオ・センター事務局にて1冊700円で販売中。
毎月ご自宅まで雑誌が届く「一の会」のシステムもあります。送料込みで、毎月1冊年間12冊で8500円とお得です。詳細はシナリオ・センター事務局までお問い合わせください。