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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

若者に技術を

シナリオにも研修にもシナリオの基礎技術

営業研修

シナリオ・センター代表の小林です。昨日月曜日と本日の2日間、某会社の営業研修にお伺いしてきました。  朝10時から6時迄2日間、こちらも大変ですが研修を受ける方々も大変です。
この研修は営業2年生向けなので、24~26歳くらいの男女が30名ほど。
若いって本当にいいなとひたすらうらやましくなるほど、すくすくスラッとピチピチしている若者ばかり。
新婚2週間目という男性もいて、とても幸せそうな顔をしていました。(笑)

精神論だけでは

さすがに営業の方々なので、挨拶、礼儀はとてもよくできます。それに真剣です。
「最近の若い奴」は覇気が無いとか、働く気に欠けているとかの声をよく聞きますが、ここにはまったくそんな「若い奴」の姿はありません。
それでも、上長の方はちょっとそんな声をつぶやかれます。
自分が若い頃を思えば、そうも言えない気がするのですけれど・・・そう思うのは私だけかな。(笑)
若者は、きちんとやり方を教えられれば、ちゃんとできるのです。
大人はというより、日本人の性癖でしょうか、精神論で言ってしまうことが多いような気がします。
もちろん精神は大事ですが、精神論だけでは何も身に付きません。
親がちゃんとしていないから発達障害になるのだ、だから親のしつけをしなくちゃいけないとかまったく根拠のない驚くべきことを声高に言う方々がいますが、そういう方々が人間をダメにしてしまいます。
ちなみに発達障害は病気ですし。 精神論でできることには限りがあります。
きちんと方法を、技術があってこそできることなのです。

シナリオは無限

「お客様の立場に立て!」というのであれば、どうすればお客さんの立場に立てるのか、その方法を教えてあげればいいのです。
それができるのが、唯一シナリオだということを、今日もまた研修をしながら想いを強くしました。
シナリオは、アクション・リアクションからできています。
そのアクション・リアクションを面白くするための技術を新井一が体系づけてくれています。
私たちは、シナリオの技術である構成を使い、セリフの進化を使い、シナリオの背景・事情の作り方やキャラクターの作り方を使い、シナリオの発想のつかみ方をワークショップをしながら、着実に実践的にお教えしていきます。
最後はロープレして、その成果を確かめます。

若者たちは、砂地に水がしみ込むように無限に吸い取っていきます。
精神論ではないので、自分の何が足りないのか、自分のどこが活かせるのかが、自分自身でも明確になります。
シナリオの技術用語が共通言語となり、自分だけでなくまわりとのコミュニケーションがとりやすく、お互いに認識しあえるのです。 自分で「気づき」ができることは、とても大切なことです。
そんな若者たちの姿を見て、若者は逞しいな、大丈夫だな日本は・・・と信じることができました。(笑)
若者たちの持っている無限の力を信じて、きちんと技術を教えていくことが、大人のお仕事だと思いながら帰ってきました。

過去記事一覧

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