経験で終わらない
シナリオ・センター代表の小林です。東京は4年ぶりに驚くような大雪に見舞われました。
東北や北海道の方から見ればなめているようにしか思えないとは思うのですが、23センチの積雪は、情けないことに、完全に東京の交通網をめった打ちにしました。
人間は「のど元過ぎれば熱さ忘れる」動物らしいのですが、それにしても震災と言い天災と言い、同じ過ちを繰り返す。もはや想定外などと言えないほど経験しているのに、ちっとも整備ができていない、進歩しないのは、上に立つ人の怠慢としか思えません。
北朝鮮やオリンピックで騒ぐなら、もっと足元を見ろ!と言いたくなります。
私は運のいいことに、近いということもありますが、地下鉄でさほどの混雑にも合わずスムーズに帰ることができました。
でも、私の友人は4時間かけて、前田編集長のご主人は5時間かけて帰宅されたとか。
ニュースを見ると渋谷の大混雑はすごかったですが、21時過ぎに渋谷から帰った友人は人がほとんどいなくて、いつも通り帰れたと言っていました。
どうすれば、大混雑を緩和できないのか、交通機関は連係ができないのか、もちろん雪がどう降るかはわかりませんけれど、昨日から言われているのですから、それなりの準備はできるかと思うのです。
普段から、色々な想定を考えて、準備することだって100%とはいかなくてもできなくはないはずです。
こんなに世の中が発達していても、これかと思うとがっかりします。
今日明日は凍りついた道になります。足元気を付けてください。
なんだって
シナリオ・センターの事務局は、なんとかさほど苦労せずに帰宅し、今日も朝から雪かきに励んでくれました。
雪対策のスコップ、スノープッシャー、ジェット噴流ホースなど、色々取り揃えています。
4年前よりもさらに進化した道具揃え、シナリオ・センターですらそれなりの対策をしているのですから、公はもっと考えましょうよ。 そうそう、ジェット噴流は優れものです。楽しいし。(笑)
それでも、最終的には人的なこと。雪かきするのは人ですから。
早く来ようと無理しなくていいよと言っているにもかかわらず、いつもより早く来て、嫌な顔一つせずに受講生の皆さんの通り道づくりに励んでくれていました。
人はどんな時でも、一人で生きていないのだとつくづく思います。
誰かの手を借りて、知恵を借りて、お互いに助け合って生きているのですね。ありがとう。
今回、一つお詫びしなければなりません。
休講情報は、メールおよび電話で各自にご連絡、ホームページ、FB、ツイッターと様々な方法でお出ししたのですが、それでも洩れてしまった方が2名ほどいらして、本当に申し訳ございませんでした。
洩れなくご連絡できるようにするにはどうしたらよいか、今後の事務局の課題です。 1200名のゼミ生全員に速やかにもれなくご連絡できる体制づくりを目指して、きちんと考えてまいります。
ご迷惑をおかけしました。
策や、雪の中をはると散歩にでかけました。まるで八甲田山死の彷徨気分。(笑)
雪嫌いの犬なので、最初は躊躇していたのですが、5メートルくらい歩きだしたら、急に嬉しげにどんどん歩いていく姿に、一体老犬のどこに血の騒ぐものがあったのだろうと感心してしまいました。
犬ですら何かをきっかけに変われるのですから、人はなおさら。
視野を広げて、新しい経験をすることで、なにかをみつけ、きっと飛躍的に変わることができる、人は何でも肥しにできます。
出身ライター森下佳子さんの名言「死なない限りは、かすり傷、心の傷は飯のたね。よい仕事です。」
なるほどです!