menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

「夜明け告げるルーのうた」メディア芸術祭賞大賞受賞!!

夜明け告げるルーのうた

愛されキャラ

シナリオ・センター代表の小林です。テニスの大坂なおみ選手が初優勝して、彼女の「史上最悪のスピーチ」が話題になっていました。 初めてのことで優勝スピーチをいうにも頭真っ白になっちゃたんですね。 一応優勝者は、まずは相手を、主催者、スポンサー、サポーター、ボールキッズなどに感謝を述べるのが定番なのですが、相手のことをすっ飛ばし・・・慌てて言いだして、対戦相手のカサトキナ選手は大笑いという一幕も。 「何か忘れてないかしら・・・」をその後も連発。挙句に「史上最悪のスピーチかも」という大坂なおみに、「史上最高よ!」とスタンディングオーべーション。とても温かな授賞式でした。 彼女の天然ぶりが可愛いと大評判、ファンが大幅に増えそうです。 キャラクターの勝利ですね。
めちゃめちゃなんだけれど、一生懸命で憎めない、可愛いのだけれど、あれこれわけのわからないことをしでかしちゃう。 実際もコート上で受けているなおみ選手のそばでコーチが心配そうに見ているのが印象的でした。(笑)
これだけでもお話ができちゃいそうです。このキャラクターだからこそ憎めない。
なんだかめちゃめちゃぶりはなおみ選手と同じかもしれないのですけれど、自分の保身のために嘘を重ねようとする残念なめちゃめちゃぶりで、ファンが急速に減りそうなキャラの方もいらっしゃいますけれど・・・。
なににつけても、キャラクターは大事です。(笑) 

おめでとうございます。吉田玲子さん!

アート、エンターテイメント、アニメーション、マンガの4部門で優れた作品を表彰する「メディア芸術祭賞」が文化庁から発表されました。
アニメーション部門の大賞は、出身ライターの吉田玲子さん脚本の「夜明け告げるルーのうた」と「この世界の片隅に」の2作品が大賞となりました。
吉田さん、おめでとうございます。
この「夜明け告げるルーのうた」は、アニメーションのアカデミー賞と言われる「アヌシー国際アニメーション映画祭2017年度アニメーション長編部門クリスタル賞(最高賞)」を受賞もされています。
吉田さんの脚本のうまさは定評のあるところでファンも多く、シナリオ・センターでも講演に呼んでほしいライターベストテンに入ります。
超ご多忙の吉田さんなので、なかなかご来校は叶いませんが、昨年クリスタル賞を受賞された時に、月刊シナリオ教室11月号でインタビューをお願いして掲載することができました。
その中で吉田さんは、アニメライターは「自分がどう思うのか、自分ならではのものの見方を身につける方がいいかなと感じています。知識と共に自分の考え方感性を持つ方がシナリオにも役に立つ気がします。
たゆまぬ努力、描く世界やキャラクターに対する情熱を忘れず沢山作品を書いて下さい」と後輩にエールを送って下さっています。
吉田ファンならずとも、是非ともお読みください。たぶんバックナンバーは何冊かあるかと思います。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ