風を
シナリオ・センター代表の小林です。昨日は、お休みをいたしました。明日の133期シナリオ作家養成講座、18日の大阪校シナリオ作家養成講座の開講に備えて、一息入れさせていただきました。
今期は、たくさんの方がおいでくださるので、私的には、非常にパワーアップしているのですが、精神は高揚しても歳には勝てません。 身体はともかくとして、頭の動きが鈍い。脳の動きがめっきり悪くなっている感じがします。(笑)
気持だけでなくちゃんと脳を働かせて、皆さんに楽しく学んでいただけるよう、描き続けるモチベーションを保ていただけるようお手伝いをしたいと願っています。
気持ちだけでなく空気清浄器も新しくしました。深呼吸をいっぱいしていただいて風通しの良い頭に、シナリオの技術を入れていただけるようにと。(笑)
シナリオ・センターを満喫していただけたら、うれしいです。
学校というもの
シナリオ・センターの講座の最大の特徴は、ひたすら描いていただくことです。
すべての講座に宿題や実習があります。
頭の中だけでわかった気になっているだけでは、描く事はできないと創設者の新井は常日頃言っていました。きちんと落とし込むことが大事だと。
なので、受講生の方にはひたすら描いていただくことを課しています。
皆さんにただ書いてもらうだけではありません。添削・講評をいたします。
その時、 講師にも課していることがあります。それは、添削、ゼミでは講評のときのやり方です。
どの講師も皆さんの作品にきちんと向き合うこと、そのためにすべての講師に添削を課しています。
添削する時、講評をする時の条件があります。
添削・講評の大事なことは、いいところ探しをすること。
いいところを探せない講師は、シナリオ・センターでは教えてはいけません。
創作は、否定をしては伸びません。いいところを伸ばすために褒めるのです。徹底的に褒める。
良さを伸ばすことがそれぞれの個性を際立たせることでもあるのです。
それを見つけて伸ばすようにサジェスチョンしていくのが講師、そして、描く気持ちを持ち続けられるように背中を押していくのが講師の役割です。
もっとこうしたらいいのにと言うときは、技術的にこうしたらもっと見せることができる、伝わることができるということであって、作品の根本を壊すような指導はしません。
批判をすることは簡単です。つぶそうと思ったら簡単につぶせます。 習作が抜群にうまいはずはありませんから。うまかったら習いに来ませんもの。(笑)
創作には正解はありません。人は皆違います。
大事なことは、ご自分の表現をみつけていただけるよう、上手に褒めること、きちんと技術をお教えすることだと思っています。
表現したいという気持ちを決してつぶさない、保ち続けてもらう、伸びてもらう・・・学校はそのためのあるのだと思っています。
「好きこそものの上手なれ」という諺もありますが「ヘタの横好き」という諺もあります。どちらもものの道理です。
ですが、「好きこそものの上手なれ」を信じて欲しいと思います。
好きであればやり続けることができる、やり続ける先には必ず叶うものがあります。
出身ライターの皆さんは、自分を信じて描き続けた方たちです。