生まれも育ちも
シナリオ・センター代表の小林です。6月になりました。いかに時を止めようと思ってもこれだけは無理、もう時の経つのが早すぎると思う私もいれば、もっと早く時が過ぎて世間の記憶が薄れてほしいと思っている方もいらっしゃるでしょう。
でも、時は対等に流れてくれます。いい人にも悪い人にも。
最近すごく想うことがあります。
生まれたとき、どういう風に生まれるのかどこに生まれるのかは神様?仏様?どなたが決めるのかわかりませんが、自分の力ではどうにもならないことです。
単純な話ですが「オギャー!」と生まれて、女性なのか男性なのか、美男美女なのかブサイクなのか、金持ちなのか貧乏なのか、愛情あふれる両親なのか虐待する両親なのか・・・そんなことなんにもわからないで、生まれてくるわけです。すべてたまたまなのです。
なのに最近、選民意識が強い人が多くなっている、目立っている気がします。
自分は選ばれた人で、他人を蔑む人たち。自分より下の人を平気で切り捨てる人たち。
生まれも育ちもいいのはその人の努力ではありません。美人やイケメンに生まれついたのは、その人の努力ではありません。
そんな単純なことがわからない人が多すぎる気がします。
まっとうであれば、他人より良い環境にいる人は、与えられていることを自覚して、他人のことを想い、考える余裕があるはずです。さげすむ意味などないはずです。
持って生まれたものは、みんな違います。
天から与えられた環境を、どんな形で生まれてこようと、それをどう生かすかがその人の生きざまであり、人格なのかと思います。
お上に人格者はいなくなりました。
ダメゴリラさんが勧めるラクやせ
努力したら抗えることもあります。ダイエット。
出身ライターのダメゴリラさん(この本の作者名なのです)が「ラクやせ家ごはん」(世界文化社刊)を書かれました。
そう、いつでも手に取りたくなるダイエット本です。
結果にコミットするのだろうか、一度もコミットしたことのない私はもちろんむさぼるように読ませていただきました。
筆者のダメゴリラさんの自らの身体を使ったダイエット本でした。
体重93キロを半年で25キロ落とした秘密の、いや秘密ではないおうちごはんのご紹介です。
ダメゴリラさん、体重はもちろん、メタボ認定、糖尿病の危険ライン1歩手前、痛風発症とまあ大変。
そこで「○○だけダイエット」のチャレンジから始まりました。もちろん、あえなく失敗。「食べないダイエット」でリバンドしやすい体質に・・・失敗。「思うだけダイエット」失敗。
やっとたどり着いたのが、流行の白米を中心とする「糖質オフダイエット」。
挑戦するとなんと3キロ痩せた。そして、そこから失敗を繰り返しながらも、健康的に無理しないで25キロ減・・・。
これは単なる「糖質オフダイエット」ではありません。
ほとんどがうまくいかなかったり、やりすぎて体壊したりとなりやすいのですが、ダメゴリラさんが成功したのは、奥様が管理栄養士で料理家だったからです。
本当に美味しくって無理しない、ちゃんと栄養管理した献立で応援してくれたからこそできたこと。
じゃあ、奥さんのいない私はダメじゃん!と思ったら、奥様が作ってくれたすべてのレシピが載っています。
美味しいレシピを写真付きで。しかも、切るだけ、のっけるだけ、レンジでチン・・・だけの超簡単な172レシピ。
栄養管理士の奥様がきちんと健康的に痩せる美味しい料理を教えてくださいます。
ダメゴリラさんは、ライターめざす皆様に「シナリオ執筆は、机の前での作業、創作の苦しみも相俟ってストレスをためがち。シナリオ執筆は体力勝負。バランスのとれた食事で基礎体力をつけ、名作を生み出すエネルギーにかえていただけたら嬉しいです」とエールを贈ってくださいました。
よし、今度こそ、私も頑張ります。
あ、日曜日から旅に出ます。 美味しいもん食べに行く旅に・・・ああ、太るな~。帰ってからダイエット、やります!!ホント!!(笑)
「表参道シナリオ日記」火曜日までお休みをいただきます。