夏だからこそ
シナリオ・センター代表の小林です。台風が接近しているとか、豪雨にみまわれたばかりの九州地方は大丈夫しょうか。お見舞い申しあげます。
雨が降れば豪雨、天気であれば猛暑・・・日本は壊れそうです。
この暑さの中、皆さんちょっとへたっていらっしゃるのかなあと思いきや、そんなことはない、意気軒昂です。
嬉しいですね。サマーセミナー「シナリオ・ミッションインポッシブルⅡ」、早くも満員御礼。
キャンセル待ちとなりました。その上、もはやキャンセル待ちの方も各日10人くらいいらして、本当に申し訳ありません。
お申込みの方は7月7日までに受講料ご納入をお願いいたします。7日以降はキャンセル待ちの方にお席をお譲りしてしまいますのでご承知おき下さいませ。
サマーセミナーは、12時間シナリオ漬け、しかもただ講義を聴くのではなく、ひたすら描きまくるという、ダイハードな講座です。
暑さで脳みそぐちゃぐちゃになっている私としては、皆さんの頑張りに頭が下がります。
昨年以上に楽しんでいただいて、力がついた、自信がついたとご自分でも「やったね!」感を持っていただけたらと担当講師スタッフ一同、気を引き締めて最後の調整に入っています。
ミッションインポッシブルですから、指令をしっかりと出さないといけませんので、映像作りにも力が入ります。
それに何が大変って、毎回ゼミナールがシャッフルするのですが、おひとりが4つのグループに動くのですから、1人4通りのグループへ編成を考えなくてはなりません。 こういうことはパソコンが活躍はしてくれるのでけれど、最後は人力でチェック、なかなかスタッフも大忙しなのです。
でも、このシャッフルが昨年大人気で、楽しんでいただけただけではなく、私が思った以上にとてもいい効果を生み出してくれたので、ここはひと踏ん張りのしどころです。
実は、このシャッフルが、講師間でも人気になり、例年は3回ゼミの8月に、違ったクラスへ参加するという4回ゼミが生まれたのです。
8月の4回目分をいつもと違ったクラスで、ちょっとドキドキしながら新しい出会い、発見をお楽しみいただけたら嬉しいです。
魅力ある映像描写はシナリオから
今日は、来週インタビューのお時間をとってくださるというので、出身ライターの上田慎一郎監督・脚本・演出の「カメラを止めるな!」を拝見してきました。
評判が評判を呼んで、うなぎ上りの人気になり、こちらもサマーセミナー同様、毎回満員御礼という盛況ぶり。
新人監督が無名のキャストを使ってのスーパー娯楽映画と謳っていますが、キャラクター造詣のうまさ、緻密な構成にびっくり。 小道具、伏線、カセ、サマーセミナーでも勉強していただきたいことがいっぱい詰まっていました。
柏原寛司さんが絶賛されたように、本当はめちゃくちゃ喋りたくなる面白い展開で、ここでも書きたいのですが、映画終わりに役者さんたちが出てきて、パンフレットを買って欲しいけれど、ネタバレしたくないので、観てない人に見せないよう隠してくれとのお申し出もあったので、我慢、我慢。(笑)
やっぱりシナリオがよくできているからとしかいいようがありません。
また、小林がシナリオだって言っていると思われた方は、是非観てみてください。(笑)
園田新監督といい、上田慎一郎監督といい、シナリオが緻密です。
監督育成のためのndjcの研修でも、まずはシナリオを審査するというところから始まっています。
監督志望の方も、唸ならせるような映像描写を創りたかったら、シナリオから始めてください。
魅力ある映像描写は、うまいシナリオから生まれます。