熱中症にご注意
シナリオ・センター代表の小林です。暑い毎日のせいでしょうか、W杯で寝不足のせいでしょうか、シナリオ・センターでは熱中症、熱中症もどきが続出しています。
まず、今週になってシナリオ教室編集長の前田が、次に事務局の元気印青木が、そして講師のSがめまいに襲われたり、足元がおぼつかなくなったり・・・。幸いどなたも大事にいたらず回復されましたが、いつも元気な人ばかりなので、神様が休めと言うことなのかもしれません。
私も元気印のひとりなので、自ら戒めつつ毎日を過ごしています。
といいつつ、昨日はウインブルドン、錦織選手、大坂なおみ選手の試合を続けてみていたら、3時近くになりましたが。(笑)
健康に自信のある方こそ、気をつけられた方がいいと思います。
寝不足になりやすい時期でもあります、くれぐれも体調管理にお気をつけください。
考える
今、NHKで人気沸騰中の番組があるのをご存知ですか。「チコちゃんに叱られる」(NHK 金曜日19:57~20:42)
私は、再放送の土曜日8:15からの放送しか見たことはないのですが、チコちゃんという5歳の女の子の素朴な質問に、大人のゲストが答えるという番組です。チコちゃんの素朴な質問が答えられない大人たちは、右往左往していると、頭から湯気を出してシコちゃんが怒りだします。
そして、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねえよ!」とののしられるのです。
とても面白い、かつ思わず「申し訳ない」と頭を下げたくなるほど、ボーっと生きていることに気づかされる番組です。(笑)
ちゃんと考えて生きていなくちゃ、子どもに笑われちゃうんですわ。
実は、シナリオ・センターでも同じような発想で、2005年から企業研修やキャリアアップ研修などをやっています。
こちらは10歳、ちょっと素朴な質問というより、半分大人っぽく考えることもありの、本質はまだまだ子供の、小学校でも中途半端な学年4年生から5年生。
このちょっと生意気盛りになってきた健太君が、研修の主人公です。
チコちゃんは、「牛乳飲むとき、なんで腰に手を当てるの」とか思いもよらない5歳児らしい質問ですが、健太君はちょっと大人びています。
健太君は、なにしろ人生を考えていますから。(笑)
どんな仕事とか、どんな大学生活を送っているのとか最初は何気に訊いてきますが、だんだん「なんで?」と事細かく突っ込みを入れてきます。
健太君に、10歳の子どもにわかるように、どんな仕事をしているのか、何を目的にしているかなど、答えていきます。
子どもにわかるように言うということがポイントで、偉そうに答えたり、難しいことを答えても理解してもらえませんから、いかに噛み砕いて、10歳の男の子にわかるようにいうかということが大事なのです。
この「噛み砕いて話す」ということは、相当考えなくてはいけないので、自分の本質、どう生きているかだったり、どう仕事に向き合っているかだったり、どんな学生生活を送りたいのかなど・・・何気に見えてきます。そこで・・・。
シナリオ・センターの研修は、聴くだけでなく自分で考えるように仕組みながら、シナリオの技術で、わかりやすく、どうすればいいのか方法論をお教えしていきます。
よくある企業研修やキャリアアップ研修と違って、実際に自分で大事なポイントを気がつくことができるというので、お蔭さまでチコちゃん同様、大好評をいただいています。
子どものシナリオ教室の話も書きましたが、本当に子どもは侮れない。
子どもの視点で本質をのぞいてみると、驚くような自分発見ができたりします。
「チコちゃんに叱られる」も子どもに叱られることがいいのでしょうね。
一度、子供視点で考えてみてはいかがでしょう。
「ボーッと生きてんじゃねぇよ!」