花粉症！

シナリオ・センター代表の小林です。全国的に今日は上天気だと天気予報ではいっていましたが、いかがでしょうか。
出社したら、「今日は、とくにしんどい！」という声が。
天気がいいと花粉がすごいらしいですね。
いつもより薬を２倍にされたとか、苦しい、かゆいとスタッフが言い合っています。
私が、なにげなく最近鼻水が出るようになったといったら、花粉症全員が「それ、花粉症ですよ、花粉症！！」とやけにうれし気にまとわりついてきます。
医者の友人も「花粉症かも」と思ったら、「もう花粉症だ」とわけのわからないことを言っていましたっけ。(笑)
「いやいや、私違いますが・・・」といっても「イヤ、ゼッタイ花粉症！」と断言するばかり・・・まるでゾンビのように、仲間にしたいらしい。
なんだ、この「カメ止め」みたいな雰囲気は。(笑)

「カメ止め！」放送ですよ～！

今日「カメラを止めるな！」日本テレビ系列「金曜ロードSHOW」21：00～11：04完全ノーカット版で、初放送になります。
思えば６月のある日、怖い！怖いの私、ゾンビ映画なんて絶対見たくないと叫びながら嫌々ながら新宿で拝見したときの衝撃を思いだします。
上田監督から宣伝してくださいねと言われるまでもなく、あっという間の評判に。あれよあれよと思っているうちにすごい人気で、２館から始まった上映館が３００以上になったという空前絶後の人気映画になりました。
それにしてもめちゃくちゃ面白かったけれど、ここまで行くとは思いませんでした。
映画を観ていらっしゃらない方はもちろん、何度見ても面白いので映画を観た方も観てください。
冒頭の40分CMなしでみせてくれるそうですから、これはすごい。
とっても大事なところをノーカット。「なるほど、うふふ・・・」と観た方は思われていることでしょう。
そして、3月11日、日本テレビ映画天国で上田監督の長編映画「お米とおっぱい」も放映されます。深夜1：59からです。
柏田講師が絶賛していた短編映画「ナポリタン」も観てみたいです。

上田監督は、シナリオ・センター出身。 中学生の頃から我流で創っていたものを、一度ちゃんと勉強したいと思ったそうです。
月刊シナリオ教室（18年9月号）のインタビューに答えて、
「書式や形式、ルールみたいなものを知ることができたのはよかったですね。それまでは自分が読めればいいやと思って適当な書式と形式で書いていたので。あとは「憎しみ」をテーマにしたシナリオみたいな課題がでるじゃないですか。 何枚という枚数制限もある。
そういうカセがあることで生み出されるものがあることを学びました。」
上田監督は、「頭の中でいくつかと撮りたい！というシーンが浮かんだら、登場人物のキャラクターとファーストシーンを決め、おおよその物語が見えたら、細かい展開を詰めに一気に書きます」
「登場人物が抱える問題ってなんだろう？と考えることが有効かもしれません。そして、その問題がキャラの個性になるように作っていく。
『カメラを止めるな』に登場する人物はそれぞれ問題を抱えています。その問題がそれぞれの個性になっている。その個性が物語を動かしていく。
物語に登場人物が動かされるんじゃなくて、登場人物が物語を動かしていくように作っていく」
そして、これからの人へ一言「筆を止めるな！」

そんな上田監督のシナリオ、演出方法を思い出しながら、「カメ止め」をご覧になると、どれだけ上田監督がハチャメチャなことをやっているように見えて、度肝を抜いていうようにみえて、きちんと基本の立ち位置で創られているかがわかります。
楽しみながら、上田監督の手腕をご堪能ください。