ちっちゃい
シナリオ・センター代表の小林です。あらら、明日はもう衣替え。今日で5月はおしまい、明日は6月です。
なんとなんと早く、時は過ぎていくのでしょう。 地球からみたら人類の歴史なんてあっという間の出来事で、線にもなっていない点でしかないかもしれません。
碌でもない人類に嫌気がさして「邪魔くせぇ!」とばかり、くしゃみのひとつでもして、地球から人類をすべてふるい落としてしまう気がしてなりません。
人の一生を考えたら、そのわずかな時を自分らしくどう生きるかというのは大事なことのような気がします。
自分らしく生きるためにも、それぞれのカタチで表現していくといいのかとも思います。
それにしても、地球規模で考えたら、目先の小さな小さなとるに足らない時の中で、権力やお金にしがみついている人間って、情けないですね。
今朝、出社前に「全国矯正展」に行ってきました。
「なんだぁ~?」って感じのタイトルですけれど、全国の刑務所の作業作品展示即売会です。 刑務所・少年院・少年鑑別所で作られたものは、小さな手芸品から、箪笥やテーブル、御神輿まで多種多様です。
刑務所の所在地の特産物を使って作っているのがほとんどなので、各県の特色が出ています。木工品が一番多いですね。
プロの職人さんが作ったようにどれも見事でびっくりします。しかも市販よりも破格に安い。屋久杉の一枚板のテーブルなどもあり、市販の2割ほどで買えます。
受刑者の方が安い手間賃で作っているのでほぼ材料費って感じなのでしょうか。
これだけいい腕前になれば、いい職人さんになれるのではと思いますが、その後はどうされているのでしょうか。そういうことも知りたかったです。
それにしても、「矯正展」ってすごいタイトルだと思いませんか。
罪を犯した人を更生させるための作業だから当り前なのかもしれませんが、受刑者の方々も表現者のお一人なのだから、もう少しいいタイトルにできないものなのでしょうか。
今日は、俳優の杉良太郎さんとか石田純一さんや高橋みなみさんなどたくさんの芸能人のテープカットがあったようで、これだけ華々しくやるのでしたら、タイトルをねえ、もうちょっと工夫したらいいのに・・・。(笑)
友人は毎年ここで家具や小物を安く買うのが楽しみなのだそうで、私は桐のまな板を買いました。
藤本義一文学書
藤本義一文学賞の募集が行われています。
藤本義一さんは、上方落語家の半生「鬼の詩」で直木賞を受賞され、それ以降は小説家としてのご活躍が多くなられましたが、実は新井一とも懇意で、新井がプロデューサー、脚本家、企画部長をしていた東京映画の仕事を多くしており、駅前シリーズも何本か手がけて、小説家のみならず脚本家としても多くの作品を遺されています。
不思議なもので、何かとご縁というものはあるものです。 常に人との出会いは大切にしていきたいものです。
また、出身ライターの林千代さんが審査員というのもご縁の一つでしょうか。
藤本義一文学賞は、5回目となります。 毎回キーワードを使用した作品を募集しています。
今年のキーワードは「風」。 必ずしもテーマでなくてもよく、本編中に「風」という文字を1回は使うことというのが規定となっています。
7月20日が締め切りですので、奮ってご応募ください。
表現すること。どんなジャンルでもすべては自分しかできない表現です。楽しんでください。