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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

シナリオライター

活躍ぶり

シナリオ・センター代表の小林です。5月GW明けから始まった136期シナリオ作家養成講座の入学動機を読ませていただきました。皆さんそれぞれ目的も想いも違いますが、表現してみたいという気持ちは同じで、なにで表現するか、どう表現するかを講座を通して学んでいただければと思います。
動機を読ませていただくたびに、出身ライターのご活躍のおかげで、シナリオ・センターを選んでくださっていることがよくわかります。
ミソ帳倶楽部においでいただいた時も大人気でしたがここ数年の一番人気は、特撮・アニメでご活躍の小林靖子さん。そして、森下佳子さん、岡田惠和さん、吉田玲子さん、内館牧子さんなどなど・・。また、このドラマが好きでと、多分出身ライターの方が脚本を描いているとは知らずにドラマを上げる方も多く、皆さんのご活躍こそがシナリオ・センターを支えて下さっているのだと感謝、感謝です。
これからも、見る人に喜んでいただける作品をお届けできる、すばらしい脚本家を養成していけるよう頑張ってまいります。 

川崎の無差別殺傷事件をはじめ子供が巻き込まれる事件や事故が多かったこともあり、ようやく被害者、そのご家族に対するマスコミ取材の是非が問われ始めています。被害者のご家族に、今どんな気持ちかなど訊かなければならないことなど、必要性など全くありません。
被害者、被害者のご家族からの声を訊きたいのは、単に好奇心以外の何物でもないと思います。
人は物語が好きです。
なので、マスコミは、被害者はもちろんのこと被害者の家族も、加害者の家族も追いかけることによって、人々が好きな、喜びそうな物語を創ろうとするのです。
それは、うけ(視聴率や販売数)を狙ってのことだけで、人と向き合うことに対しての想像力がないからです。
その行為がその人をどんな気持ちにさせてしまうのか、どういうことになるのか、きちんと想像することができれば、人の気持ちをかき回そうとすることなどできるはずもありません。
マスコミが強く出ていくところは、権力に対してであって、弱者に対してではないはずです。
私たち自身も、人の不幸な物語をのぞき見することなく、人の痛みに寄り添える想像力を持ちたいと思います。
出身ライターの皆さんの作品をご覧になればおわかりいただけるように、ドラマ巧者はたとえバッドエンドであれ、人との気持ちに寄り添って描いています。
私たちドラマを紡ぐ者は、他人を想う心=想像力を深く大きく広げていき続け、表現することで、伝えていけるようにしたいものです。

悪い女はよく稼ぐ

出身ライターの柏原寛司さんが、企画・プロデュース・脚本の映画が、6月8日より2週間K‘s cinemaでレイトショー上映されます。
「悪い女はよく稼ぐ」
この映画は、「太陽にほえろ!」の時からの仲良しの女優長谷直美さんからの依頼で柏原さんが企画・プロデュースされました。
出演者も、男性に大人気の熊切あさ美さんを長谷さんのバディに、「太陽にほえろ!」の元同志竜雷太さんはじめ、西山浩二さん、伝説のロックバンド「クールス」の水口晴幸さん、ルー大柴さん、青木英美さんなど多彩なメンバーが勢ぞろい。
長谷さんが女詐欺師となり、待ったなしのコンゲームが始まります。
長谷直美さんは、映画「TOKYO24」で2018年モナコ国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞され、その勢いと昔の仲間に囲まれて、至極のエンタテイメント映画へ仕上げました。
柏原さんは、主に企画・プロデュースをされ、脚本は若手の木崎加奈子さんと共同執筆。
なんと編集作業をしながらちょいといまいちと思うと、もうひとひねりするためにスポンサーを見つけてグアムに海外ロケと、名プロデューサーぶりを発揮していらっしゃいます。
監督はコメディの名手原隆仁監督。
女詐欺師がどんな手口で大きな詐欺を働くのか、ドキドキ時ハラハラしながら、笑い飛ばして、その先にあるものは・・・極上エンタテイメントお楽しみに!

北杜市シナリオコンクールやったぜ!!

6月1日、第2回北杜市シナリオコンクールの授賞式が行われました。
おかげさまで、今回はシナリオ・センターの受講生の方々の快挙で、大賑わいです。
グランプリ「オオムラサキと図鑑くん」竹上雄介さん(通信作家集団)
準グランプリ「森の中のおもちゃ箱」 栄弥生さん(作家集団)
佳作「トワイライト・ハイウェイ」なな なおみさん(作家集団)
  「修二、日野春へ行こうぜ!」ヨシダケイさん(作家集団)
  「二十年の雪月」赤名 伸さん(研修科)
  「北杜の空を蹴り上げて」新井啓明さん(作家集団)
  「二重奏」神宮祐子さん(作家集団)

おめでとうございます。
グランプリの「オオムラサキと図鑑くん」は映像化され、「第2回水の山映画祭」にて上映されます。
北杜市長からは、北杜市の魅力を発信できる作品も今後も募集したいとのお言葉。
今年も奮って応募してください。30分物の映画となります。

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