menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

他人事

サマーセミナー

年金

シナリオ・センター代表の小林です。梅雨寒が続いています。
気候が寒いだけでなく、気持ちも寒い今日この頃です。
100歳寿命というのも想像だにするだけで恐ろしいですけれど、金融庁の発表にこれまた恐ろしさは限りなく広がってしまいそうです。
老後2000万円ないと年金だけでは生きていけないと・・・とはいえ今までだって国民年金だけで食べていけていたわけではなく、大変なお年寄りはたくさんいらっしゃるわけですよね。
にもかかわらず、「今後もっと年金はなくなるよ」といわれても今更2000万円など貯められるわけもなく、貯金もない私の年代は、どうするのって感じです。
友人たちと「年金心中」というのはどうかという話がでました。友人同士、夫婦同士である歳になったら差し違えて自刀する。でも、歳なのでお互い力がなくてグサッと一発で死ねず、痛いのになかなか死ねないのは嫌だという声もあり、だったら、何歳以上は安楽死OKにしてほしいとか・・・真顔で議論しちゃいました。(笑)
元気で100歳までいられるにしても、金銭的にも健康的にもなんとかなるのは80歳までかなというのが一般的な意見。
どうなることやらと心配していたら、もっと怖いことが。
金融庁が発表した「公的年金の水準が当面低下することが見込まれている」という文言を急に削除しちゃったり、自民党が「老後資金として2000万円必要」とした報告書を撤回せよと迫っていたり。最低ですね、失言マニュアルという恥ずかしい発想と同じで、本当のことは言わない主義はよく存じていますが、もう少しマシなことを考えてほしい。
不安をあおるから 報告を撤回せよというのではなく、国として、国民のために何ができるか、どうすればいいのかを真剣に取り組むのが筋ではありませんか。
バブルの時は勝手に年金使い放題をした上に、投資に失敗したツケも国民に押し付けて何もなかったことのようにするのは言語道断だと思うのです。
少なくとも私たちに選ばれたのですから、私たちが幸せに過ごせるよう何ができるかをまず考えて実行してほしいですよね、国会議員には。
友人たちとの結論は、「子どもたちのためにいかに早く天国へ行くかだ」と。悲しい結論ですが、合法的に死ねるアイデアもないまま「思うように終わることもできないね」で終わりましたが。(笑)
自分たちの保身しか考えられない方々に任せられず、悲しいかな、自分で自分の身を守らなければいけない日本。
若い方は他人ごとのように思っているかもしれませんが、1番大変なのは、今の10代~30代ですよ。なんとかせねば。
そこにいいアイデアはあるんか!?

ディテール

アイデアを出すのは大事です。生きていく上にもね。(笑)
ですが、アイデアは形にならないと作品になりません。シナリオライターとして、小説家としても。
2019年のサマーセミナーは「アイデア✖シナリオの技術」がテーマです。
面白いアイデアをもっていても、伝えるための形がうまくないと、アイデア倒れと言われます。
シナリオは破綻なくまとまっていても、ありがちのアイデアで作られていると、マンネリと言われます。
アイデアが浮かばない、問題です。シナリオがうまくない、問題です。創作の大本ですから。
そこで、そんなありがちな「アイデアはいいんだけどね・・・」「もっと飛んでほしいんだよね」と言わせないためのノウハウを伝授するサマーセミナーにしました。
「1番じゃなくてはだめですか?」いや1番じゃなくてもいいのですけれど、ほとんどのコンクールは1番じゃないと映像化してもらえません。だったら1番とっちゃいましょう。
では、映像化の1番2番の差は何でしょう?
その差は、映像にしたいシーンがあるかないかです。
それには、アイデア✖シナリオの技術が必要なのです。
サマーセミナーは、ブレーンストーミングから始まります。
否定なしの言いっぱなしのアイデアだしです。 頭のトレーニングとして、自分と違う視点の人からアイデアをもらうというのは、考えるきっかけづくりになります。 出し惜しみせず全開にしてみる、人はみんな違うのだから、どんなにまねされても決して同じにはならないので、気にせず出す。
まず頭を十分回転させてから、ご自分の発想にかかると、きっと今までにないアイデアが生まれてきます。
まずはここから始まるサマーセミナー、基礎科の方から作家集団まで、初心者からベテランまで、どなたにも役に立つ1日となります。
いつでもだれにでも必要なこと「アイデア✖シナリオの技術」で、魅力的なシーンを創り上げましょう。
プロとアマの差はディテールです。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ