映画『泣くな赤鬼』のシナリオが出来るまで
「月刊シナリオ教室」7月号が発行されています。
掲載シナリオ1つ目は、ただいま公開中の映画『泣くな赤鬼』のシナリオ。書いたのは、作家集団クラス在籍の上平満さん。
実は、これが上平さんのシナリオ・デビュー作。シナリオやプロットを書き続け、腕を磨き続けていたからこその快挙。
「出身ライターインタビュー」も掲載しているので、シナリオが出来るまでと、上平さんのこれまでの道のりを読んでみてね。プロを目指す人には、必ず得るところが見つかるはず。
監督デビューした川上信也さんの傑作シナリオ『最後の審判』
文化庁の2018年度ndjc(若手映画作家プロジェクト)にシナリオが選ばれて、映画『最後の審判』を監督・脚本し、見事監督デビューした川上信也さん。彼のシナリオを掲載しています。
30分という短編映画ですが、そのシナリオは、キャラクター設定をはじめ、柱の立て方やシーンのリズム、主人公や相手役の登場のさせ方、回想シーンの使い方、ムダのない効果的なセリフなど研究し甲斐あり。そして映像が絶対見たくなるはず。
実は『最後の審判』は、研修科課題「不安」で書いた20枚シナリオをふくらませて応募したそうです。
たかが20枚シナリオと思うなかれ! 普段書いている20枚は、長編に繋がるお宝なのです。川上さんのインタビューも掲載しています。心して書かねば!と思われることでしょう。
第2回北杜市シナリオコンクールの上位受賞作を掲載
第2回北杜市シナリオコンクールのグランプリと準グランプリ受賞作も掲載。
佳作受賞の方々も含め、受賞者全員の「受賞のことば」を掲載しているので、まだ応募要項は出ていませんが、次回応募されるつもりの方は、ご参考に。短めなので、20枚シナリオを書いている方も出せると思います。
なお、竹上雄介さんのグランプリ受賞作『オオムラサキと図鑑くん』は、2020年までに短編映画として映像化されて、2020年の第3回北杜市「水の山」映像祭にて上映の予定です。お楽しみに!
『ただいま大須商店街』の京相さんのインタビューも
フレッシュライターインタビューは、東海テレビ開局60周年記念エリアドラマ、『ただいま大須商店街』を書いた京相絵里子さんが登場。右も左もまだわからなかったシナリオ作りの現場に飛び込み、持ち前のガッツで成果を出しました。
また「先輩のオ・シ・ゴ・ト」は、横浜作家集団在籍の浅川徳義さんにお話を伺いました。人生経験が豊富な浅川さんならではのステキな活躍ぶりを紹介しています。
アニキャラ好きにも苦手な人にも朗報!新コラム開始
本号から連載がスタートしたコラム「魅せる!アニキャラ列伝」(わらいだあきら執筆)は、SF・ロボットアニメや萌え系アニメなどに特化して、その魅力的なキャラクターを中心に、わかりやすく解説しています。
好きな人はもちろんですが、このジャンルは見ていない、でも知っておきたい・・・という方は、この、わらいださんの連載で基本を押さえてね。
他にも情報満載の「月刊シナリオ教室」7月号は、1冊700円で事務局にて販売中です。毎月ご自宅まで届く「一(いち)の会」という定期購読システムもあります。
1年間12冊届いて、送料込みで8500円とお得です。詳しくは、シナリオ・センター事務局までお問合せください。