ああ、想像力
シナリオ・センター代表の小林です。台風19号がもたらした災害はまだまだ全容がみえず、どんどん被害は広がっています。
21河川が決壊したという報道から、昨日は57河川に増えており、行方不明の方、亡くなった方も増えてきています。
どこまで傍若無人に台風19号は、走っていたのでしょうか。
それなのに、被害にあった方々が呆然自失としていらっしゃる今の今、「桜を見る会」は有意義だから1日で5700万円の税金を使ってもいいのだという閣議決定をしたという報道に、お上の無神経さ、国民対する気持ちのなさに、怒りを通り越して涙が出てきてしまいます。
孤立状態で食料もなく途方に暮れている方もいらっしゃるというのに、「花見」?、このことを知ってどんな気持ちになるのかということを想像もできないのでしょうか。
今は、「桜を見る会」が有意義であろうとなかろうと、そんな状況ではないのでこの予算もすべて被災された方へ回そう、戦闘機もイージス艦もトウモロコシも今は必要がないのだから被災者の救済に、防災にすべてを回そうという閣議決定はできないのでしょうか。
それが人としてのあり方だと私は思うのですが・・・。
いけ!創造力
昨日は137期シナリオ作家養成講座の開講でした。
初日の受講生の皆さんのお顔は、期待に満ち溢れてキラキラしていらっしゃいます。
新しいことへの、未知への挑戦へのワクワク感が感じられ、私としては責任を感じるとともにとっても素敵だなぁと思う瞬間です。
人が新しいことへ向かおうとする時のパワーのオーラって本当にすごいもので、そのオーラに開講ごとに包まれる私は、オーバーな言い方ですが、毎回生まれ変われるような気がしてしまうほどです。
何かにチャレンジするというのは、思いのほか勇気がいるものです。
できるのだろうか、大丈夫だろうか、私なんかが・・・心配は尽きませんが、それとは反対にまた夢がわきます。こうしたい、ああしたい、やりたい想いは強くなれます。だからチャレンジできるのでしょう。
シナリオ・センターは、来年で50周年。50年もシナリオ教育一筋で続けてこられたのも、こうした受講生の方々との出会いからいただいたパワーのおかげだと思います。
もっとこうしたらいいのかも、もっとこういうこともお伝えしたいと、日々講師やスタッフが研鑽に努めることができるのも、受講生の皆さんの想いが後押しをしてくださるからです。
今期は、中学生、高校生の方や全盲の方と多彩なメンバーがそろっています。137期生の皆さんが、6カ月後どのように変化してくださるか、楽しみにお手伝いしていきます。
シナリオはそうぞうする力(想像力&創造力)。
人とのご縁を大切にしながら、シナリオを通して多くの方々とつながっていけたらと願っています。