働き方改革
シナリオ・センター代表の小林です。12月というだけで、時間がない雰囲気になっていきます。とくに、月末の最終週から丸々冬休みのシナリオ・センターは長い休みだけに、休みの前後は死ぬほど忙しく、バタバタとなります。それなら休まなきゃいいのね。(笑)
でも、普段ささやかな給与で、月曜日から土曜日まで、朝10時から21時までシフトで働いてくれている事務局に、せめてもお休みだけはたっぷりあげたい。シフトなので誰かが抜けると困るので、みんな健康にも細心の注意をしながら働いてくれているので、みんなで一緒に休めるときが、本当に安心して休めるのです。
働き改革って、その職場職場で働き方が違うから、一概にどうしろというのは難しいと思います。今問題になっている学校の先生の働き方改革もそうですが、当事者たちに一番休める方法を出してもらって、考えた方がいいと思うのです。
四六時中働いていない政治家に勝手にいわれたりしたら、ゼッタイ腹立つしね。(笑) 民間だったら確実に解雇されて当たり前の人が辞めずに、大臣を辞したからいいような顔したり、病のふりして休んでいたり、怪しいツイッターしたりしている人が、大枚のボーナスを平気で受け取っているのをみるにつけ、必死に働いている人がバカみたいです。
休みの話から急に腹立ちまぎれに怒り出してしまいましたが(笑)、なぜ、こういう人たちをやめさせることができないのか、不思議です。
こども食堂などのお手伝いをさせていただいているのですが、朝から晩まで親は働き続けて、子供は一人でお留守番、個食の子供たちが驚くほど多いのにびっくりさせられています。
そういう方々のことも考えずに、平気で働いてもいない人たちが高額なボーナスをもらうのって、本当に日本はおかしいです。
で、今からいうのもなんですが、シナリオ・センターは、12月24日から1月5日までお休みをいただきます。(笑)
今まで知らないものとの出会い
何回かご紹介しましたが、日本シナリオ作家協会が開催されている「脚本で観る日本映画史・第5弾」が来年も1月25日から毎月土曜日行われます。
1月25日「あなた買います」(松山善三脚本・小林正樹監督・原作小野稔)
2月15日「秘花」(出口出脚本・若松孝二監督)
3月14日「忍者狩り」(高田宏治脚本・山内鉄也監督)
4月18日「顔役」(菊島隆三・勝新太郎脚本・勝新太郎監督)
5月19日「流れる」(田中澄江・井出俊郎脚本・成瀬巳喜男監督)
この中で4月の「顔役」では柏原寛司さんがゲスト、5月の「流れる」では山本むつみさんがゲストでこの映画の脚本について語ってくださいます。
名作をみてみると、映像の技術がいかに生かされているかがよくわかります。
今まで知らなかったものに出会う、こういう機会を上手に使って学ばれるのもいいかと思います。
会場アテネ・フランセ文化センター お問い合わせは日本シナリオ作家協会03-3584-1901
もう来年の話になってしまうところが、年末なのですね。
来年は、シナリオ・センターは、創立50周年。
これからことあるごとに50周年のことが出てくると思いますが、お許しくださいませ。
なにせ赤字続きのシナリオ・センターが半世紀も続けて来られたこと自体が奇跡なので、色々なことを話したいし、やりたくなるのです。
まずは、20枚シナリオコンクール「新井一賞」が来春早々開催します。
課題を楽しみに、シナリオ・センター受講生全員のご参加をお待ちしています。