人日
シナリオ・センター代表の小林です。今日は人日の日なのだそうです。
私は、ずーっとお正月の食べ過ぎを治すために七草がゆをいただく日だと思っていました。(笑)
人日というのは、5節句のひとつで古来中国では、7日は人に刑罰を与えず7種の若菜を入れたおかゆを食べて、無病息災を願う風習なのだそうです。
春の七草ってご存じですか。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの7種。
本当は朝にいただくものなのでしょうが、我が家では7日の夜家族そろっていただきます。今夜も帰ったら作ります。
皆様も、七草がゆで無病息災を願ってみてはいかがでしょう。
さあ、松の内も終わり、気持ちもきりっと動き出そうと思います。
文化庁「若手映画作家育成プロジェクト2018」で短編映画「最後の審判」19年/28分)を創られた川上信也さんが1月17日から23日までUPLINK吉祥寺で「川上信也短編作品集」を公開します。
シナリオ・センターのサマーセミナーでグループ賞を受賞した「桃の缶詰」(18年/10分)、國村隼さんが台本を読んで気に入って出演してくださった「願いのカクテル」(19年/18分)ほか「KI・RYU」(14年/16分)新作「ドッキング!」(20年/11分)5本を上演されます。
チケットは、前売り1200円のところ1000円で、センター事務局で販売しています。是非とも見てください。。
新春芝居
新年のお芝居3本ご紹介します。
1月21日から27日。中目黒トライで、「第5回ACEシアター新人シナリオライター発掘プロジェクト バレンタインデー物語」が上演されます。
4つのオムニバス形式のお芝居です。
作家集団の瀬木哲さん、佐藤雅俊さん、研修科の佐藤かおりさんの作品が上演されます。
新たな新人の登場です。楽しんで、温かい目でみてください。
こちらは、われらが大先輩林海象監督が、坂口理子さんと作られた「ロストエンジェルス」に次いで、再びお芝居の演出に挑まれました。
紀伊国屋ホールで、1月22日から26日。「かげぜん」
終戦間際の混乱期。天涯孤独で他人を信じられず、己の利益だけで生きてきた詐欺師が、お金目当てで老婦人の家で暮らすうちに・・・。
戦争という不信の時代に家族というものの在り方を問うお話です。
上遠野太洪さん、相良伊織さん、斉藤ともこさん等が出演されます。
関西の方は、1月29日、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで上演されます。
映画監督が演出する一味違った舞台をお楽しみください。
チケットは、kagezen@o-ren.comあてに「シナリオ・センター生と割引申し込み」として、お名前、ふりがな、観劇日時・枚数・電話番号を書いて公演12時間前までにお申し込みされるとシナリオ・センター生割引5800円となります。(一般6800円)シナリオ・センター学生証をご持参ください。
柏田道夫講師が、川中美幸特別公演のお芝居を描きました。
「フジヤマ『夢の湯』物語」2月4日から25日まで明治座で。
川中美幸さんのオンステージとともに、下町の銭湯で繰り広げられる波乱万丈の人情喜劇です。
井上順、松井誠、麻丘めぐみさんが共演されます。
チケットは明治座チケットセンター03-3666-6666
柏田講師は、「二宮金次郎」のような社会派ドラマから人情喜劇まで何でも書けちゃいます。それができるのは、色々なところにアンテナを張っていらっしゃるからですね。
それぞれ趣の全く違う3つお芝居ですが、戯曲を書いてみたい方は、色々なお芝居をまずは見ることから始めてほしいと思います。
戯曲に限りませんが、シナリオでも小説でも、自分が描くのは好きなのですが、他人の作品は見ない、お芝居もドラマも映画も見ない、小説も読まないという方が案外いらっしゃいます。
視野を広げるということが、創作者の一番大事なことかと思います。色々な体験、経験が役に立ちます。
できる限り、見聞きすること、感性を磨くにはこれしかありません。そして、基本の技術をしっかりと身につけられて、多くの人を魅了する作品作りに勤しみましょう。