ステキの正体、教えてください!
シナリオ・センターの新井です。
企業理念が、社員に浸透していればいるほど、どんな時でもブレずに企業活動をすることができます。そして社員に浸透した企業理念は、そこはかとなくお客様にも伝わるものです。
経営者の皆さん、企業理念は浸透していますか?
企業のあり方を、明確にイメージできています?
企業理念を示していますか?
経営者の方々が、企業理念を考えるヒントにもなるように、企業の『あり方』を聞きにいくシリーズを勝手に開始。
今回は、「もっとコットンにできること」を追求し、オーガニックコットン商品を開発、販売しているコットン・ラボの岡山社長と伊藤部長、そして管理部の八束さんには急遽加わっていただきインタビューしてきました。
企業理念を基に、具体的なシーンをシナリオと絵にしてみる!
コットン・ラボさんの企業理念はこちら。
『もっとコットンにできること』
さっそく、『もっとコットンにできること』という理念が実現されると、どんなステキなことが起きるのかをシナリオとイラストを使って、具体化してもらおう……という、ところでしたが……
新井:今回は『もっとコットンにできること』という理念をもとに、具体的なイメージをお二人に描いてもらいたくて。
伊藤部長:なるほど~
岡山社長:我々、絵心がないからなぁ~
新井:ざっくりとしたイメージなんで、絵心はいらないんですけど……
伊藤部長:いや、イラストがうまい子がいるんで、その子に描いてもらおうかなって。
新井:あ、そうなんですか?今までにないパターンですけど、なんか楽しそうだからやってみましょう!
ということで、コットン・ラボさんに入社して間もない八束さんが呼びこまれ、なんと、役員二人に挟まれて、企業理念を基にしたイラストを描くことに……
八束さん、いきなりの大抜擢!
▼役員に挟まれて、とまどう八束(やつづか)さん!
イラストのイメージは、オーガニックコットンと幸せそうな女性
新井:岡山社長、「もっとコットンにできること」を基に、八束さんにイラスト描いて頂きますが、どんな感じにしましょうか?
イラストの方向性として、お客様に向けてでもいいですし、社員の方々に向けてでもいいと思います。
岡山社長:う~ん。やっぱり、お客様に向けたものにしたいですね。コットン・ラボの商品を、女性全員に使ってもらいたいので!
新井:おぉ~すばらしいですね。そのうちの一人、うちの妻です!オーガニックコットンナプキン、めちゃくちゃ愛用しています!使ってくれた女性たちにはどんな風になってもらいたいですか?
岡山社長:やっぱりコットン・ラボの商品を使うことで、前向きになったり、明るくなれたりでしょうか。
新井:たとえば、どんな商品ですか?
岡山社長:オーガニックコットンマスクとかですかねぇ。実はこないだ、会社案内用の写真をプロの方に撮影してもらったんですけど、その時に妻から「いい年なんだから、肌のケアくらいしたら」って言われて。
新井:え?もしかして……
岡山社長:その時に、オーガニックコットンマスクを使ったんですけど、やっぱり気分がいいというか、気持ちよかったですね。(笑)
新井:初めてつかったんですか?
岡山社長:いや、試作品で使って以来ですね。
新井:じゃあ、お客様と同じシチュエーションで使ったのは初めてってことですね。だから、使うと前向きになる感じも実感がこもって……
岡山社長:そうですね。それに周りの女性に聞いても、やっぱりパックをしたりって、特別な日にしたり、一週間のご褒美にしたりっておっしゃるんで、その気持ちがよくわかりました。
新井:そんな風に前向きになったり、リラックスしたりする女性とかがイラストに入るとよさそうですね。
岡山社長:そうですね。
伊藤部長:たしかに、女性の皆さんが嬉しそうにしてる絵が入ったらいいかも。その中心にオーガニックコットンがあってみたいな……あと、オーガニックコットンは、環境にやさしいから、そういうイメージもありかも。
岡山社長:そうだね、『オーガニックコットン』にはこだわりたいね。
新井:八束さん、どう?イメージ浮かびました?
伊藤部長:なんか、コットン畑があって、幸せそうな女性たちがいて……みたいな
▼絵心がないといいつつ、イメージを描き始めてくれる伊藤部長
八束さん:あぁ~そうですね……ちょっと、コットン畑がうまく描けるかどうか……
役員2人に挟まれて、頭を悩ませる八束さん。そりゃ、そうだ。
岡山社長、オーガニックコットンマスクを使う~の巻
新井:ちょっとイラスト、手こずってきたので気分を変えて、シナリオ描いてみましょうか。イラストのもとになるようなシーンを描いていくと、イラストのイメージがもっと具体的になるかもしれません。
伊藤部長:そうですね。どんなシーンがいいかぁ~やっぱり女性が喜んでいる方がいいですよね。
岡山社長:そうだね。うちの商品を使って喜んでいるところかぁ~
新井:八束さんは、パックとかする時はどんな時ですか?
八束さん:週末に友達と出かける前とか、週末にイベントに行くときとか、そういう楽しみな日の前日にパックしたりしますね。
岡山社長:やっぱりそういう時に、女性はするんだね
八束さん:はい。やっぱり、気持ちも変わるというか
岡山社長:う~ん。どんなシナリオがいいかねぇ
伊藤部長:そしたら、岡山社長のエピソードをシナリオにしましょうよ!
新井:それいいですね~
岡山社長:えぇ~
岡山社長が奥さんと会話を思い出してできあがったシナリオがこちら。
伊藤部長:最後にパックをはずしてほほをなでるって入れませんか?きっと、皆さんそうするし。
新井:いいですね~岡山社長、実際にやりました?
岡山社長:やっぱりなんか、自分でも潤ってる感じがしますからね。あと、もったいないから残った化粧水は腕とかにも使ってみたり。
コットンボールの周辺にしあわせが描かれる
八束さん:やっぱり、コットンボールが真ん中にあって、商品を使ってくれている方々がその周りにいるようなイメージがいい気がします。
岡山社長:いいね、それ。それでいこうよ。
八束さん:はい!
▼コットンボール、めちゃくちゃうまい八束さん。さすが、コットンにこだわりあり!
岡山社長から絶賛される八束さんのコットンボール。本物さながらです!
▼「絵心ないしなぁ」と言いながらも、八束さんの横で描き始める岡山社長。何気にうまいぞ!
「センスいいなぁ~」を連発する岡山社長。
「俺なんか、こんなレベルでしか書けないもんなぁ」とつぶやく伊藤部長
▼「ここにオーガニックっていれましょう!」と『ORGANIC』とコットンボールの上にかわいく描く八束さん。
八束さん:左下の方はどうしましょうか?
伊藤部長:女性向けが続いたので、ベビーコットンとかは?
岡山社長:いいね!
新井:赤ちゃん向けってあるもですね?
伊藤部長:ありますよ!
新井:そういえば、前の研修でPR動画作りをしたときに、ありましたよね。
伊藤部長:そうです。ゆりかごから墓場まで、オーガニックコットンが人の人生に関わるっている動画を作ったグループありましたよね。まさに、ベヒーコットンはそれです。
▼ベビーコットンのパッケージに描かれた赤ちゃんを書く八束さん
「ほんとにセンスがいいなぁ~」といつの間にか、自分のイラストを描くのをやめて、八束さんのイラストを見入る岡山社長。
八束さん:右下は…どうしますか?
伊藤部長:どうしますかねぇ~
ここで、閃く伊藤部長!
伊藤部長:コットン・ラボのマークにしよう!
岡山社長:いいね!
伊藤部長:そしたら、コットン・ラボのマークの下に、『もっとコットンにできること』っていれたらいいんじゃない?
八束さん:わかりました!
▼サクサクと書き進める八束さん
オーガニックコットンと言えば、コットン・ラボ
ついに完成!
まず緊張の中イラストを担当してくれた八束さんにイラスの内容を聞いてみます。
八束さん:コットンボールを中心に、女性をメインに、女性が使うものを描きました。お二人のお話している内容をふまえて、赤ちゃん向けの商品もいれました。
伊藤部長:右下は商品を使っている方の姿じゃなくて、のコットン・ラボのマークにしたことで、まだまだコットンにできることがあるよ、という可能性を示していますね。後付けですけど(笑)
新井:おぉ~深いですね~
伊藤部長:大手メーカーは確かにすごいですけど、コットン・ラボにしかできないことはまだまだあると思います。長期的な視野で、どの層の、どの年代の方向けにもコットンにできることを追求してイメージです。
たとえば、介護用にオーガニックコットンを活かしたりとか。晩年、お尻痛いのとか気の毒じゃないですか。
新井:確かにそうですよね。
岡山社長も、だいぶイラストを気にいってらっしゃいましたが……
岡山社長:いや~ほんとにセンスがいいなぁと思って。コットン商品は、半端な企画だと大手にはかなわない。だけど、製造から販売まで一気通貫で作れるコットン・ラボにしかできないことはもっとあるはずです。ニッチな市場でも強い部分を活かして中期計画を立てていきたいですね。
新井:それがイラストに込められているんですね~
岡山社長:コットン・ラボ=オーガニックコットンというのは、業界の中では認知されてきています。もっと消費者の方にも伝えていきたいですね。
伊藤部長:確かに、これからはブランドイメージも消費者の方々に浸透させていきたいです。ちょっとロゴが小さかったりするので。
オーガニックコットンも毎年アメリカの農場に現地視察していますから。そういう、オーガニックコットンへの想いとか、商品の開発ストーリーとかも発信していきたいですね。
絵にすることで、考えていることがはっきり見えだす
日常の中で消耗費として使われていくコットンやパフ、赤ちゃんのおしりふき。その開発から販売まで、こだわっているのがコットン・ラボさん。まさに、『もっとコットンにできること』を追求されています。
インタビューの最後に、八束さんの書いたイラストを、「これ、写真に撮りたいな」といってスマホを取りにいって写真を撮りだす岡山社長、便乗する伊藤部長。このフランクな雰囲気もまた魅力のなんだろうなぁと思いました。オーガニックコットンを扱っている会社の雰囲気が堅苦しかったらなんか、嫌ですしね。
シナリオ・センターも、オーガニックコットンのように肌に優しい雰囲気を日々醸し出していきたいと思いました。
過去にコットン・ラボさんにて、研修をさせて頂いたときのインタビュー記事も併せてご覧ください。ステキな想いが詰まっています。