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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

変化

講義してくださっている岡田恵和さん

七夕

シナリオ・センター代表の小林です。今日は七夕ですが、彦星織姫は年に一度の逢瀬を楽しめるのでしょうか。リモートで会える?
携帯が出てきた時もそうですが、逢瀬でのドラマも、内容が大幅に変わりましたね。
連絡できないから起きるすれ違いも、連絡できるとなれば、また違った何かを考えなければならないわけで・・・。
名作「また逢う日まで」のガラス越しのキスもPC越しのキスになったり???リモートもドラマを変えるでしょうね。だんだん、逢瀬の形も変わるかも。

今日はどうしても頑張って彦星織姫様にご登場いただいて、雨雲退散をしていただきたい気持ちでいっぱいです。九州地方は雨がやみますように。
熊本や福岡、鹿児島、佐賀等に友達がいるので、どうなのかお聞きしたら、とても大変で、泥だしなどもコロナで、ままならないようです。
避難所も今までもモタモタしていたらしいのですが、コロナで今まで以上に右往左往して身動きできないとか。
ボランティアもかけつけられないでしょうし、これまでも復興に手間どっているのに本当にどうなるのか心配です。自衛隊の方々にお力を貸していただきたいです。
私たちも何もできないので、せめて寄付を募りたいと思っています。
その節は、よろしくお力添えください。

スマホ

携帯でドラマが創られて、これが大傑作となった映画があります。
「おとなの事情」イタリアのアカデミー賞作品賞、脚本賞に輝き、世界中で大ヒットした大人のコメディ映画で、18か国でリメイクされています。
映画のキーは、スマホ。「スマホのロックを解除し、届く電話、メールの内容を全員に公開すること」
秘密もない信頼し合っている仲良し友人、家族であるはずの男女7人は・・・。
この映画の日本版を、出身ライター岡田恵和さんが書かれました。
「おとなの事情 スマホをのぞいたら」2021年1月8日公開が決まりました。
これって、絶対に岡田さんの得意技全開のドラマだと思います。
原画はほぼ家の中での会話劇でしたが、舞台設定はどうか変わるのかはわかりませんが、会話劇なことはもちろん確か。
岡田さんの会話劇の巧さが楽しめること必定。めちゃ楽しみです。
主演は東山紀之さん、そして鈴木保奈美さん、常盤貴子さん、益岡徹さん、田口浩正さん、木南晴夏さん、渕上泰史さん。
脚本賞をとった映画をどうリメイクするのか、岡田さんの素晴らしいシナリオで、芸達者な役者さんたちが、丁々発止と渡り合うシーンを想像するだけで、心が躍ります。
一昔前だったら、秘密が暴かれたり、ウソがばれたりするのは、手紙や日記、盗み聴きだったりでしたけれど、スマホをこんな形で使うという発想は今だからこそです。
コロナのおかげで(?)ドラマの再放送や映画を見るにつけ、その時代時代での表現の仕方が違うことがよくわかります。
ドラマは人間を描くこと、そこは変わりませんが、その時代に合った見せ方というものはあるようです。
また反対にだからこそ今の時代ではないものを持ってくるという手法もあるかもしれません。
常にアンテナを張って、古きよきものを訪ね、新しきものを知る、創作者としてチャレンジし続けてなくてはいけないのですね。

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