54.4度

シナリオ・センター代表の小林です。本日は身体にこたえる暑さだそうですが、いつまで続くのでしょう、この暑さ。
温暖化の影響だとすればこれから将来的にも夏はこういう暑さになるということなのでしょうか。
そんなことで驚いていていけないとばかり、なんとカリフォルニア・デスバレーでは54.4度を記録したとか。すごいですね、大丈夫なのでしょうか、住民の方々は。
この暑さだけでも参っている自分を考えても、デスバレーの方々はどうなっていらっしゃるのか心配です。
温度にもびっくりしましたけれど、89年ぶりの観測記録を更新ときいて、89年前にもあったといことにも驚き、その頃ってエアコンなんてなかったでしょうから、さぞかしと・・・。
コロナに猛暑・・・これ以上何もないことをただただ祈るばかりです。
こんな時こそ人は優しくありたい、相互監視に嫌がらせなんて情けないことをせずに、優しい気持ちで病に倒れた人を見守る度量をみんなで持ちましょう。

コロナで遅れていたドラマが少しずつ動き出しました。
日曜日からは、先日お知らせした内館牧子さん原作・長田育恵さん脚本の「すぐ死ぬんだから」（NHKBSプレミアム）が放映されますが、7月クールだった蛭田直美さん、いとう菜のはさん脚本の「メンズ校」（テレビ東京）が10月クールに放映されることに決まったそうです。よかった。
まだまだ放映が決まらないドラマもあり、10月期は7月期に放映のドラマと混在しそうですね。

やせメンタルのつくりかた

本科に通っていらした鰐淵将市さんが「きれいな女優がやっているやせメンタルのつくりかた」（アスコム刊行）を出されました。
鰐淵さんは、自ら開発された演技メソッドで、映画、ミュージカル、狂言など様々なジャンルで指導され、多くの俳優・タレントを育成、輩出されてきました。
シナリオに興味を持たれたのも、ご自分の演技指導にプラスになるのではないかということで学ばれたそうです。

鰐淵さんは、抽象的で感覚的な演技の世界に具体的な実感に変えるメソッドで、これまでに映画「永遠の0」「亜人」やテレビドラマ「あなたの番です」「おっさんずラブ」などの作品に携わっていらっしゃいます。
「きれいな女優たちは、みなこの、やせメンタルを持っています。彼女たちが美しさをキープし続けられる理由は、まさにそこにあるのです」
私もいつも失敗しているダイエット、「これこそは！」と思い読ませていただきました。（笑）
鰐淵さんは、ダイエット指導ではなく、演技レッスンを通して「なりきる」ことで、憧れの姿をイメージして、前向きになることへ導いていきます。
ダイエットの最終目的を体重が減る、やせることではなく「きれいになったね」と誰かに行ってもらうこと。
なるほどと思ったのは、鰐淵さんが俳優さんに提案している寝る前のつぶやきコールです。
睡眠には記憶や情報を脳に定着させる働きがあることが最近の研究で分かったそうです。
「寝る前に役作りを行って、眠っている間にイメージを脳に刷り込ませる。そして、朝起きたときにはその役になりきって生活する」という方法です。
やせメンタルも同様で、「夜、ベッドに入って眠る前に、きれいな人が絶対にする明日の行動を声に出す」のだそうです。
「『仕事から帰ったらジョギングするぞ』『明日は1日、炭水化物を控えよう』『休憩時間に間食しないこと』自分が明日、確実に実行したいことをつぶやいて眠りにつく。同じセリフを何度も繰り返しつぶやいているうちに、きれいな人を演じているあなたになる。」
ポイントは熱い思いを込めて言うのではなく、寝る前のリラックスした状態で「つぶやく」こと。
私が、寝る前にやっていたことは真反対でした。「明日は、○○の✖✖食べよう」とよだれまじりにつぶやいていました。
このメソッドって、ダイエットだけではなく、なににも使えますね。自の書きたいもの、創りたいものを脳に定着させればシナリオがうまくかける。
「明日こそ」を繰り返している私ですが、寝る前に脳にお願いをして望みをかなえたいと思います。
鰐淵さん、ありがとうございます。