手立て
シナリオ・センター代表の小林です。ゼミは、今日で今年の授業はおしまいになります。
あ~、なんと早く過ぎたのでしょう。今年は特に、季節を楽しむこともなく過ぎていきました。
今日の東京感染者数563名、火曜日では最多だそうです。
このままどんどん感染者は増えていくのか、何とか止める手立てはないものなのか、少なくとも、ムダに動かないことは大切なようですから、1日も早い対応が必要なのに、なにをお上はモタモタしているのでしょう。医療従事者、飲食店や旅館に補助しなさいよ、早く。
ジャニーズ事務所が看護協会へ5億円の寄付をされたニュースは、久々に爽やかな話になりました。
大変な思いをしている看護師さんたちにあげてほしいですね。
でも、本当は民間の寄付が輝かしく見えるようではいけません。
私も子ども食堂や養護施設の子供の奨学金などに関わっていますが、本来は民間が携わるのではなく、国がしっかりとやればいいことです。
生活に困窮している方の中には、生活保護など国の支援を受けられるにもかかわらず、受けない方、受けようとしない方がたくさんいらっしゃることに驚きます。
保護される、施しを受けるように思う(お役所がおもわせているのかもしれませんが)、国は国民の基本的人権を守ることが第一の仕事ですから胸を張って受ければいいのです。
決して、お金持ちを優遇することではありませんから。
同調圧力、いじめ、過剰労働にしても、仕方がないと思ってしまう、日本人の精神的特性というのでしょうか、争いを好まないというか、遠慮深いというのか、奥ゆかしいというか。いいような悪いような。
最近、子どもシナリオだけでなく子どものためのボランティアなどに関わってみると、今まで知らなかったことがいっぱいあり、自分の至らなさに胸が塞がれることが多々あります。
頭の中で巡らせるだけでなく、実際に行ったり、見聞きしていくことは、より想像力を広げるもとになると思います。
ちょっと興味を持ったら、知らないことでも関わってみましょう。
みんなが、他人への想いを巡らせられるやさしい人間でいられる世界であってほしいと思います。
プレゼント交換
年末年始は、外出自粛になりそうですが、この際ですから危ない橋を渡って旅行へ行かずに、おうちで、創作に励んでみてはいかがでしょう。
ありがたいことに、シナリオや小説のコンクールはコロナにもめげずに募集しています。むしろ、増えている感じもします。
クリスマスプレゼントに新井一の創作するときのコツを差し上げようと思います。めり~くりすます!!
そちらからは、朗報というプレゼントをくださいね。プレゼント交換、お待ちしています。
まず、どんなものを書こうかと悩んだ時に、ここを押さえてみるといいという7つの条件を紹介します。
①聞く気や見る気を起こさせること
ようは、それで、どうなるんだろう、どうなったんだろう、なんだろうと興味を起こさせることを考えましょう。
②順序、導入を考える
相手のわかっているところから、易しいことから、おやっと思う意外なところから始めます。
③突っ込み
お客さんの知らない知識、興味のあること、新しいことを「へぇ~」って思わせます。
④思い込み
伏線、先入観(先行思考)を利用してドンデン返しを。
⑤波乱万丈
お客様は平和な生活をしていると、それだけに波乱万丈を求めている。(ロマネスク)
⑥タイミング
スープは冷めないうちに出せというように、今日性が大事。
⑦知識・教養
全く新しいことはダメ、みんなが知っていることもダメ、人が2・3分知っていることがいい
20枚シナリオから長編を書く時の心得10則もプレゼントしますので、描いて下さいね。
①単に枚数を膨らませると考えてはいけない
②長編はエピソードの数で決まる
③エピソードは団子の串刺しではいけない(必ず上昇すること)
④シークエンスとエピソードの区切りははっきりと
⑤登場人物のキャラクターをはっきりと
⑥何を描くのかテーマをしっかりと
⑦アンチを考えて、構成をきちんと組み立てる
⑧人物、ストーリーに魅力をつけろ
⑨ターゲット絞り込む(誰に向かって書けばいいのか)
⑩必ずものにする意気込みを(最後まで描く、ENDマークを書く)
さあ、2021年、明日の階段を駆け上るためにも、描きましょう。
いつかきっととか、今はねぇ・・・と思わずに、描くのは今ですよ。今!