だれだれ~
シナリオ・センター代表の小林です。今日は、2年ぶりの健康診断。
昨年はちょっと・・・と思ってパスしたのですけれど、同じ緊急事態宣言の中、行ってしまいました。
六本木の素敵な検診センターで、最初の時間は、まあまあソーシャルディスタンスだったのですが、10時過ぎたころから密になり初め、私が終わった頃はいつもと変わらない感じに。
小さな更衣室が密にならないようにと、検査を1つ残して着替えをして欲しいと言われ、それなりに考えているのだなぁと思っていたら、スリッパも靴に履き替えていいといわれ、土足でいいの?着替えて検査室に入って、採血。消毒の済みの検査服とスリッパに着替えたことがなぜかむなしい。
外へ出るなと言いつつ聖火リレーは走り、映画館、デパート、飲食店、スポーツ施設などの使用はダメで、オリンピックはOKっていう、理屈にもならないよくわからない要請と同じで、もう誰もがやっている気になるだけで、何もできていない、あちらこちらにほころびがみえてきているような。
3回目の緊急事態宣言、今一ピシッとしないのは、誰もが「なんだかなぁ~、私たちにだけねぇ~、自助ばかりだもんねぇ~」と思っちゃっているからでしょうか。
他県外出に小池都知事が苦言って、出るな、来るなというけれど、もちろん個人個人が気をつけなければいけないことですが、そこまで言うならやっぱりオリンピックを中止にして、これほど大変な事態なのだということを見せるのが一番手っ取り早いのではないかと思いますが。
私たちは、粛々と手洗い、消毒、マスクは忘れずにやっています。
転生したので、歯医者をしながら伯爵家を立て直します
異世界シリーズで人気の出身ライター亜坂たかみさんのライトノベルズの新作が出ました。
「転生したので、歯医者をしながら伯爵家を立て直します」(コスミック文庫α刊)
「医学生には真実がある」「新米女医ですが、異世界では活躍しています!」1~3など、異世界の中でも医者ものがお得意の亜坂さん、今回は、歯医者さんです。
父親が亡くなって古い歯科医院を立て直そうとする香斗子は、往診の帰り、車の前を通り過ぎる猫をよけようと電信柱に激突。
目を覚ますと周囲はのどかな田園風景、なぜか香斗子は、伯爵令嬢カトリーヌとなっていた。
そこは昔のヨーロッパのようなところで、歯医者はおろか歯ブラシも使ったことのない人々が住んでいるオドワイヤー帝国でした。
持っていた往診カバンの中のものを使いながら、侍女の虫歯を治してやったことから、傾きかけていた伯爵家で、歯ブラシづくりと歯医者をすることに。
湖で水遊びをしていたところを皇帝陛下に見初められ、偽歯医者や詐欺事件を一緒に解決していき、気持ちは皇帝へと傾くのですが、転生の身の上なので、どうしていいのかわからないまま・・・。
ご存じ異世界ものですから、東京の郊外にある歯科医院からオドワイヤー帝国へと異世界へ飛ぶのですが、亜坂さんのすごさは、医者は設定であるだけで異世界でのラブストーリー的なものなのに、医学的にちゃんとした治療法などを書いていらっしゃるのです。
ファンタジーもの、しかも王子様とのラブストーリーというと、どちらかとふわふわとしているかんじでも、全然OKなのだと思うのですが、亜坂さんは、きっちりと描かれていて、人気の秘密は、ここなのだと思いました。
創作の上では、大きな嘘はOKだけれど小さな嘘はいけないと、よく言われますもの。
現実世界と異世界でのキャラクターが、ぶれないのも魅力ですが、なによりも読んでいて楽しいのは、主人公が今までと違った世界で、大きく成長していく姿です。
「ドラマとは変化である」まさにここです。
SFファンタジーを描きたい方、是非とも読んでみて下さい。勉強になります。
あ、勉強と関係なく楽しくワクワクするお話しです。